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●NHK SPECIAL 「ローマ帝国」

第一集 「よみがえる幻の巨大都市」 〜帝国誕生の秘密〜

舞台は灼熱のアルジェリア。ここにローマ帝国の巨大遺跡「ティムガッド」がある。約2千年前に建設されたものの帝国の滅亡後に放棄され、その後は歴史から忘れ去られた幻の都市である。破壊や盗掘を免れたティムガッドは、ローマ帝国の都市の姿を、完璧な形で今に伝える唯一の遺跡。しかし、内戦状態が続くアルジェアへの入国は極めて困難だったため、誰も近づけなかった。今回、NHKは特別な許可を得て初めて本格的に取材を実施。その全貌を詳細に記録した。するとそこからは、ローマ帝国の誕生と繁栄の謎が、次第に明らかになってきたのである。様々な人種・言語・宗教が混在した巨大なローマ帝国を束ねることができた鍵は、これまで、ひとえに強力な軍事力による支配とされてきた。 しかし、ティムガッドは、その通説を覆しつつある。土地を平等に分け与えるために、碁盤の目に整備された街並み。近代都市をも凌ぐ完璧な上下水道。整備された劇場や公共浴場。ローマとアフリカの神が仲良く描かれた彫像・・・・。そこからは、民族の融和をはかり、快適な都市生活を提供することで、人心を掌握しようと模索した、新たなローマ帝国像が浮上する。繁栄維持の鍵は、皇帝の強権政治ではなく、むしろ柔軟な平和政策にあったのだ。第一集では、ティムガッド遺跡の詳細な分析を軸に、ローマ帝国が実施した画期的な統治システムと、その裏に隠された帝国の思惑を描き出す。また、最新のCGを駆使してティムガッドを再現し、古代ローマ都市の全貌に迫るなど、様々な角度から帝国繁栄の秘密を探る。
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空前の繁栄を極めながら、忽然と滅びたローマ帝国・・・・。その領土は、ヨーロッパのほぼ全域から、中東、北アフリカにまで及びました。軍事大国、経済大国、そして巨大な多民族国家だったローマ帝国は、史上初の“超大国”と言われています。世界最古の古代文明(四大文明)は、ヘレニズムを経て、その多くがローマ帝国に吸収・集約されました。政治、経済、軍事、文化、宗教、科学技術・・・・。主要な社会システムや思想がここで熟成され、その後世界中に広まりました。現代文明の基礎は、まさにローマ帝国によって築かれたといっても過言ではありません。同時に、ローマ帝国は、今なお多くの謎に包まれています。なぜ400年もの長い間繁栄を維持できたのか。そしてなぜ滅んでしまったのか・・・・。しかし今それらの謎が、相次ぐ新発見と最新調査で徐々に解明されつつあるのです。そこからは、全ての文明が持つ豊かな可能性と、必ず直面する困難な課題が見えてきます。民族紛争・宗教対立・経済危機などの問題を抱え、大きな岐路に立つ現代文明・・・・・・。このシリーズでは、今こそ原点に立ち戻り、同じ諸問題に対峙したローマ帝国の足跡を検証して、文明の在り方を問い直します。繁栄・滅亡の道をたどったローマ帝国から、我々は何を学び、どんな指針を得ることができるのでしょうか。
(text from NHK site)

ノイズなし
NHK総合 52min 2004-11-20 Air check by Sony Giga Video Recorder v4 Stereo

> DR-2631にチャプター版あり





●NHK SPECIAL 「ローマ帝国」

第二集 「一万人が残した落書き」 〜ポンペイ・帝国繁栄の光と影〜

イタリアのポンペイ。帝国繁栄の絶頂期、火山の噴火で一夜にして灰に埋まったこの都市は、当時の市民生活の様子をそのまま残したタイムカプセルだ。18世紀から発掘が進められてきたが、いまだに調査が続く広大な遺跡である。中でも最近注目されているのは、民家の壁や闘技場の塀など、街の至る所に残された数万に及ぶ「落書き」である。恋人への想い、友人への連絡、子どものお使いの記録、熾烈な選挙広告・・・・。華麗な壁画やモザイクからでは分からなかった、豊かで活気ある市民生活の詳細が、数々の落書きからつぶさに見えてくるのである。しかし同時に、ローマ社会の影を如実に示す落書きもある。辛辣な誹謗中傷、呪いの言葉、頻発する強盗への不安・・・・。そこからは、贅を極めた飽食、快楽におぼれる市民、頻発する暴力や殺人、広がる貧富の差など、衰退への予感がうかがえる。皇帝ネロの治世と重なるポンペイの最盛期。何不自由ない暮らしは、爛熟から退廃へ。突出した科学技術は、他者を見下す慢心へ。そして最強の軍事力は、独りよがりの傲慢へ・・・・。それは一人勝ちの超大国が歩む宿命でもあった。第二集では、ポンペイに残る落書きを軸に、ローマ帝国に暮らした市民の等身大の姿を浮き彫りにしながら、帝国の繁栄がもたらした光と影を浮き彫りにする。さらには、これまでにポンペイで発掘された壮麗な壁画や、古代ローマの暮らしぶりを再現したCGなども織り交ぜる。
(text from NHK site)

ノイズなし
NHK総合 52min 2004-11-27 Air check by Sony Giga Video Recorder v4 Stereo

> DR-2632にチャプター版あり





●プロジェクトX(160) 「衝撃のケネディ暗殺 日米衛星中継」

昭和35年、4年後に東京オリンピック開催が決まった。「オリンピックを成功させ、復興した日本の姿を世界に見せたい」。世界初のオリンピック生中継を国を挙げての目標となった。しかしそのころ、大陸間の中継技術はなかった。考えられる方法は短波を使うことだった。しかし、短波は長距離を飛ぶが、映像をのせることはできなかった。その命運を託されたのはKDDの電波技術者たち。リーダーの宮憲一は、戦時中、レーダー技術の開発に当たった技術者。戦後、自分の技術を平和に役立てたいと夢の技術に挑んだ。まさにそのころ。昭和36年、アメリカ大統領・ケネディは電波を送受信できる「通信衛星」の打ち上げを発表。ヨーロッパとアメリカを電話や映像で結ぶ計画を発表した。しかし日本は、技術力が低いとアメリカの構想から外れていた。KDDの技術者たちは、通信アンテナを独自に建設し、アメリカに技術を認めてもらうしかなかった。しかし、知識も技術もなくプロジェクトは次々に壁にぶち当たった。衛星からの電波。わずか10兆分の1ワット。アメリカで灯した電球の熱を日本で感じ取るようなものだった。手探りの開発を続けながら、昭和38年11月日本独自の通信基地をついに完成。アメリカに参加を認めさせた。そして運命の日。昭和38年11月23日。世界初の太平洋横断衛星中継の実験当日。アメリカから日本に送られて来る予定の映像は、衛星中継を祝う日本国民に向けてケネディ大統領のメッセージだった。しかし、送られてきた映像は、衝撃のニュース・「ケネディ暗殺」だった。
(text from NHK site)

ノイズなし
NHK総合 45min 2004-12-01(2004-11-30の再放送)
Air check by Sony Giga Video Recorder v4 Stereo (MPEG-1)



> このディスクは、2017年12月のダビング依頼を機に調査 ---> 正常再生





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