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●ETV特集 「ロシアの映像詩人・ノルシュテイン 日本を行く」

世界最高峰のアニメーション作家、ユーリー・ノルシュテイン。ロシア人でありながら、彼は昔から日本のアニメーションに興味を持ち、日本人アニメーション作家と交流を深める中で、精力的に若手の育成にも関わってきた。その成果が認められ、去年ロシアの芸術家として、日本政府より叙勲された。アート・アニメーション。大手の映画スタジオが作り出す商業アニメーションとは一線を画し、少人数で作られる芸術性の高い短編アニメーションのことである。彼の作り出す芸術性が高く、詩情あふれるアート・アニメーション作品は、世界のアニメーション作家から大きな支持を得ている。現在彼は、ロシア人作家ゴーゴリの小説「外套」を原作にしたアニメーションの制作を続けている。制作期間はすでに24年に及んでおり、ノルシュテインの最高傑作になると、世界のアニメーション界が期待する作品だ。「ロシア人とは何か」「人間とは何か」。人々の心の中を、せりふを使わず、映像だけで表現する独特のノルシュテイン・タッチで、この大きなテーマに取り組んでいる。その一方で、ノルシュテインは日本のアニメーションの可能性に注目し、毎年日本でコンペティションを開きながら、日本の若者たちを指導している。そこから、世界の舞台に羽ばたく新しい才能あるアニメーション作家も育ち始めている。番組では、作家ノルシュテインの大作、「外套」の最新の制作現場も織り交ぜ、ノルシュテインのアート・アニメーションの世界を紹介。来日し、アニメーションを志す日本の若者たちと交流するノルシュテインの同行取材と、彼と日本のアニメーション作家たちとの対話を軸に、アニメーションの可能性を探る。

出演: 高畑勲 監督、川本喜八郎 監督、山村浩二 監督、イッセー尾形

(text from NHK site)

ノイズなし
NHK教育 90min 2005-05-14 Air check by Sony Giga Video Recorder v4 Stereo





●ETV特集 「ぶつかりあいから芸術が生まれる」 〜下町の夫婦展〜

この春、東京・両国にある江戸東京博物館でちょっとユニークな個展が開かれた。それは、東京の下町に暮らす夫婦が開いた手作りの個展。夫の宇野マサシさん(57歳)が30年描き続けてきた油絵に描かれているのは、夕日に照らされた路地裏や取り壊されてしまった銭湯…。折々に下町の街角が放つ空気感を一瞬の風景に閉じこめたかのような静かな油絵の数々。そして、その相向かいに並んでいるのは、「無一文」「転んだら起きればいいや」などと書かれた書。下町での生活が生き生きと描かれている。妻の小畑延子さん(62歳)が破天荒な夫との起伏にとんだ暮らしを表現した書だ。結婚生活の区切りに個展を開こうと考えた夫婦のために多くの人たちが協力した。町内会の人たちや隣近所の人たち、そして地元企業。さらに、会場では展覧会を盛り上げようと、劇作家の唐十郎さんや俳優の原田芳雄さん、映画監督の林海象さんといった、「夫婦のファン」の文化人たちが座談会を開いて応援した。夫婦が日々の暮らしの中から生み出した油絵と書には、多くの人たちをひきつけてやまない魅力があると応援団の人たちは言う。番組では、下町で生きる芸術家夫婦のちょっぴりユニークな毎日を追いかけ、信じた芸術に向き合って純粋にかつ激しく生きる夫と妻のぶつかり合いとその中から生まれてくる作品を見ていく。 絵を描くことに、徹底して自分をささげきれる夫マサシさんの純粋さと激しい熱情。それを温かく受け入れ、ため息のような言葉を書にする妻延子さん。そして、彼らの生き方に感銘を受けた人々と夫婦との交流を描いていく。
(text from NHK site)

ノイズなし
NHK教育 55min 2005-06-04 Air check by Sony Giga Video Recorder v4 Stereo








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