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●ETV特集

第1部 「許されなかった帰還」 〜福岡 陸軍振武寮〜

福岡市内の閑静な住宅街の一画にある九州電力体育館。九州のスポーツの殿堂として数々の名勝負が繰り広げられたその地に、かつて旧日本軍の特攻作戦に参加した隊員を収容した施設があった。振武寮。それは帰還してはならなかった隊員の精神を鍛え直す施設だったといわれる。しかし、公式の資料は皆無に近く、帰還した隊員が表に出ることもなかったため、全ぼうはほとんど知られていない。筑豊・田川に住み民衆の立場からルポルタージュを発表してきた作家、林えいだい(72)は、特攻隊の編成参謀で、振武寮を作った少佐に面会し、それまで外に出されなかった名簿を入手した。そして、この寮に入れられていた帰還特攻兵を見つけ出して取材を重ね、寮内で何が行われていたか、その実態を明らかにしようとしてきた。肺を患い、体調不良に悩まされている林はこの夏、最後の関係者インタビューをして7年間の取材の成果を一冊の本にまとめようとしている。「いつ死んでもおかしくない。でもこの振武寮だけはやりとげて、あの世に行きたい」。これまで歴史の表舞台に出てこなかった振武寮。その実態を、林えいだいの執念とともに描く。


第2部 「この村で生きる」 〜宮崎 椎葉村 台風被害から1年〜

九州山地の深い山々に抱かれた宮崎県椎葉村。村の人々は、夜神楽や焼畑など、独特の山村文化を大切に守り続けてきた。この村が、昨年9月に九州を襲った台風14号で壊滅的な被害を受けた。村内の300か所以上で土砂崩れが発生し、3人が死亡。村が完全に元どおりになるまでには、3年はかかると言われている。急しゅんな山々に閉ざされた椎葉では、人々は互いに支え合って暮らしてきた。地域社会のためなら、村民が無償で用地を提供し、工事にも参加する。台風14号による被害でも、国道や県道などの大規模な復旧工事は土木会社が行うが、村道や水道などは住民自らが修復作業にあたっている。番組では、台風による逆境に負けずに、復興にむけてたくましく生きる村の人々の1年を描く。
(text from NHK site)

<受信障害により映像全体に軽いノイズあり>
NHK教育 90min 2006-10-21 Air check by Sony Giga Video Recorder v4 Stereo (MPEG-1)





●「ヒロシマナガサキ」 〜白い光 黒い雨 あの夏の記憶〜

アカデミー受賞経験のある日系アメリカ人のドキュメンタリー映像作家、スティーブン・オカザキ氏が、広島・長崎の被爆者と向き合った。今まで、アメリカの放送局が制作した“原爆もの”は、ほとんどが「アメリカは正しかった」という考えにもとづいて作られてきた。しかし、オカザキ氏は、新たに徹底的に被爆者へインタビューを行い、先入観に捉われず、被爆の実態を丹念に取材している。日米の考え方の違いを超えた作品「ヒロシマナガサキ」は、広島・長崎の平和への願いを世界へと訴えるものである。なお、この番組は、カナダで開かれたバンフテレビ祭(2008)でグランプリとNHK賞を受賞した。

・原題: White Light, Black Rain: The Destruction of Hiroshima and Nagasaki
・制作年: 2007年
・制作会社: Farallon Films(アメリカ)

◎Sオカザキ 20年間におよぶ広島・長崎への挑戦
日系3世のオカザキ氏は、日米双方の気持ちが分かる数少ないドキュメンタリー作家。オカザキ氏にとって被爆者の問題は20年以上考えてきたテーマ。広島・長崎に通い、2006年34分の短編ドキュメンタリーを自主制作し、アカデミー賞にノミネートされた。今回の番組は、こうした取材の集大成として、アメリカの歴史に残る“原爆もの”を目指した。

◎日本人の若者たちへ 〜被爆体験に風化の中で〜
オカザキ氏が、今、“原爆もの”を制作しようと考えた最大の理由は、日本で被爆体験の風化が急速に進んでいるからだ。渋谷で50人に行った街頭インタビューで、8月6日に何があったか答えられたのは2人だけだった。アメリカ人の視聴者だけでなく、何も知らない日本の若者に見てもらえる作品を目指した。「このままでは、広島・長崎の経験は世界中で風化する。今が最後のチャンスだ」と彼は話す。

◎アメリカ人はどう受け止めたのか?
オカザキ氏は、テレビ放映や映画館での上映だけでなく、アメリカの教育機関など様々な場所で上映会を行ってきた。そうした活動中で大きな反響が届いているという。番組では、オカザキ氏へのインタビューを行う共に、HBOのプロデューサーの思い、アメリカ人の反応を独自に取材する。
(text from NHK site)

ノイズなし
NHK総合 90min 2008-08-04 Air check by Sony Giga Video Recorder v4 Stereo (MPEG-1)

> 「黒い雨」救済拡大方針 厚労省「雨に遭った可能性」で認定 対象1万人以上へ 中国新聞デジタル 2021年12月20日配信
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広島原爆の「黒い雨」の被害者救済を巡り、厚生労働省は本人の証言や文献から「雨に遭った可能性が否定できない」場合、被爆者と認める方針を固めたことが19日、分かった。証明の負担を減らし、より幅広い病気を対象に加えることで新たに1万人以上の認定につながるとみている。被爆者認定指針の改定は2022年4月を予定し、広島県と広島市に近く提案する。黒い雨被害を訴えた原告全84人を被爆者と認め、国が上告を断念して確定した今年7月の広島高裁判決や、原告と同じ事情にある人の救済を明記した菅義偉首相談話を重くみる一方、疾病要件は維持し、従来の認定との整合性も図ったといえる。厚労省の認定指針改定案は、本人の証言や文献などで黒い雨を一定時間浴びるなどした可能性が否定できない場合、現行の援護対象区域にいたかどうかにかかわらず「黒い雨に遭った」とみなす。広島県・市が高裁判決に基づいて要求する「病歴の有無にかかわらない認定」までは踏み込まないが、より幅広い病気を対象に加える方向だ。被爆者が月額3万4970円の健康管理手当を受ける要件として国が定めるがんなど11疾病に加え、原告の病歴を踏まえ白内障の手術歴を新たに要件とする案が浮上している。厚労省は指針改定に伴い医療費や健康管理手当など総額65億円前後の関連費用が必要とみて、編成作業が大詰めを迎えた22年度予算案に被爆者援護対策費の増額を盛り込む方向で最終調整している。こうした厚労省の提案を広島県・市がどう受け止めるかが焦点となる。広島高裁判決が出た7月以降、黒い雨被害を訴える広島県民から県・市への被爆者認定の申請が急増。既に計1300件を超えている。 <メモ>黒い雨 米国による広島への原爆投下直後に降った放射性物質や火災によるすすを含む雨。国は1976年、黒い雨が降った卵形のエリアのうち、爆心地から広島市北西部にかけての長さ約19キロ、幅約11キロを援護対象区域に指定した。国はこれまで、区域内で黒い雨を浴びた住民を対象に無料で健康診断を実施。がんや造血機能障害など国が定める11疾病のいずれかを発症した人に被爆者健康手帳を交付。医療費を原則無料にし、健康管理手当を支給するなどの援護策を講じてきた。





●ETV特集 「シリーズBC級戦犯-(2)|“罪”に向きあう時」

5700人が裁かれ934人が処刑されたBC級戦犯裁判。これまでBC級戦犯については、勝者による不当な裁判という文脈が強調されてきた。しかし、それは、半分の真実でしかない。BC級戦犯裁判とは、被害者性と加害者性がねじれながら混在する、日本人の戦争体験そのものである。元戦犯や遺族の中には、今日なお、戦犯裁判の意味を問い続けている者がいる。ニューギニアで、敵ゲリラの殺害などに関与したとされ20年の有期刑を受けた飯田進さんは、獄中で自らの戦場体験を見つめ、そこから、戦前・戦後の日本の矛盾を訴え続けてきた。橋本和正さんの叔父は、マレー半島で華僑虐殺を指揮したとされ処刑された。橋本さんは、今、叔父の裁判資料を読み、事実に正面から向き合おうとしている。BC級戦犯裁判では、何がどう裁かれたのか。今、何を問い掛けるのか。元BC級戦犯と、その遺族たちの声から考えてゆく。
(text from NHK site)

ノイズなし
NHK教育 90min 2008-08-24 Air check by Sony Giga Video Recorder v4 Stereo (MPEG-1)





●ハイビジョン特集 「こうして村人は戦場へ行った」 〜滋賀県旧大郷村 徴兵記録〜

去年、滋賀県で太平洋戦争の徴兵に関する資料が発見された。兵事係だった古老が自宅で密かに保管していたのだ。資料と証言で人々がいかに戦場へ送られたかを明らかにする。
(text from NHK site)

ノイズなし
NHK総合 95min 2008-09-04(2008-08-12 BShiの再放送)
Air check by Sony Giga Video Recorder v4 Stereo (MPEG-1)








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