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●日曜美術館 「陶器のボタンの贈り物」 〜三宅一生と陶芸家ルーシー・リー〜

デザイナー三宅一生は、600を越える陶器のボタンとその鋳型を大切に持っている。イギリスを代表する陶芸家ルーシー・リーから遺言によって贈られたものだ。84年春、ルーシーのうつわに魅せられた三宅が会いに行き、ロンドンを訪れるたびにその扉をたたき続けた。ルーシーは、1902年分離派運動全盛のウイーンに生まれた。38年、ナチスの迫害を逃れロンドンに移住。戦時中はボタン作りで生計を立て、戦後本格的に陶芸をはじめた。洗練された技術と感性。静ひつな作品は、手に取ったときの感触まで考え抜かれている。世界的な名声を得ながら自信が持てずにいたという三宅は、ルーシーに会うたびに「今がスタートよ。これから何だってできる」というメッセージを受け取り新しい意欲に満ちた。ルーシー作の陶器のボタンから発想した服をデザインしたこともある。当代一流のクリエイター三宅一生と、刺激を与え続けた36歳年上の陶芸家。人が誰かから刺激や励ましを得ることでいかに力を得るものか、芸術によるあたたかな交流を描く。
(text from NHK site)

ノイズなし
NHK教育 45min 2009-04-19 Air check by Sony Giga Video Recorder v4 Stereo





●日曜美術館 「アングル 革命の裸婦」

「芸術は今革新を必要としている。私は革命家になりたい」 19世紀フランス絵画の巨匠ジャン=オーギュスト=ドミニック・アングル(1780-1867)は、生涯にわたって裸婦を描き続け、革新的な表現で自らが理想とする女性の美を創り上げようとした。ルーヴル美術館蔵の「グランド・オダリスク」は、優雅な体の曲線と白く輝く肌が際だつ裸婦の名作だが、身体は長く引きのばされ、腕も異様に長くデフォルメされている。サロンに出品したとき、批評家たちは不正確なデッサンをこぞって非難した。デッサンの天才といわれたアングルが、なぜいびつな体の裸婦を描いたのか。それは、ラファエロから学んだ円によるフォルムを応用して、理想の美を実現しようとしたアングルの試みだった。 オルセー美術館蔵の「泉」はアングルの描いた裸婦の最高傑作。一糸まとわないヴィーナスだが、人間的ななまめかしいリアリティが加味され、女性の内面的な美まで描こうとした。さらに、アングルは、20世紀美術にも大きな影響を与えるような革命的ともいえる表現を取り入れていた。晩年の「パフォスのヴィーナス」は、一見自然にみえるポーズだが、よく見ると背中と胸が異なる視点から描かれている。スタジオゲストに写真家の篠山紀信さんを招き、アングルの裸婦の魅力に迫る。
(text from NHK site)

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NHK教育 45min 2009-04-26 Air check by Sony Giga Video Recorder v4 Stereo





●日曜美術館 「片岡球子 描きたいものを描きたいように」

去年、103歳で世を去った日本画家、片岡球子。片岡は80年に渡って、描きたいという情熱に身をゆだね、思いのままに描き続けた。代表作、富士山のシリーズは、野太い線と激しい原色が強烈な印象を与える。片岡の絵を愛する作家・瀬戸内寂聴さんらのインタビューを交え、エネルギーに満ちた表現がどのように生み出されていったのかを探る。富士山を描く前、片岡は小学校の教員を務めながら、絵を展覧会に出品し続けた。しかしアクの強い個性は“ゲテモノ”と呼ばれ落選を繰り返す。自殺まで考えた片岡を救ったのは画壇の重鎮、小林古径の言葉だった。「あなたの絵は確かにゲテモノだが、ゲテモノと本物は紙一重。あなたの絵を絶対に変えてはいけない」。片岡は古径の言葉を支えに、生涯「描きたいものを描きたいように」という信念を貫いた。小学校の教え子で、神奈川県立近代美術館の山梨館長は、子供たちとの学校生活が、片岡の創作を支えていたという。さらに片岡は、子供たちとのふれあいの中で、子供の奔放な感性を絵に取り入れていた。番組では、60歳を過ぎてから始まった「面構(つらがまえ)」シリーズや、100歳まで続けた裸婦の連作も紹介、画面が動き出すようなエネルギーに満ちた片岡の絵の魅力に迫る。 出演: 山本容子さん(銅版画家)
(text from NHK site)

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NHK教育 45min 2009-05-10 Air check by Sony Giga Video Recorder v4 Stereo









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