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●NHK SPECIAL 「イギリス 授業崩壊からの脱出」 〜シャロン校長の学校改革〜

近年、イギリスで拡大する貧富の差が教育に大きな影響を及ぼしている。伝統的なエリート校のレベルが年々高くなる一方で、公立学校は学力低下、校内暴力の問題を抱えている。番組は、不名誉な「失敗校」のレッテルを貼られた公立小学校が、5年間で「最も改善された小学校第1位」に輝くまでの新任校長の奮闘ぶりを描く。かつてロンドン郊外のカルバートン小学校は荒れ放題だった。学力テストの平均点は300満点中44点。この学校が失地回復を目指して迎えたのが女性校長である。イギリスの公立学校では校長は独立した学校経営者で、大幅な裁量権を与えられている。経営コンサルタントのサポートを受け、やる気のある教師を採用した彼女の改革は奇跡を生んだ。学力テストの平均点も大幅に向上し、今や地元の誇りとなった小学校として校長は勲章を受賞している。授業崩壊から再生したプロセスは、日本の教育現場が抱える課題解決のヒントを与えてくれるだろう。
(text from NHK site)

NHK総合 50min 2002-04-27 video8-120MP SP AFM Stereo
Copy from video8 tape (VD-120) by Sony Giga Video Recorder v4 Stereo





●NHK SPECIAL 「森光子・“放浪記”大いなる旅路」

森光子さん(85歳)は今年で芸歴70年を迎える。心技体、共に充実し、その記憶力、瞬発力はいまだ周囲を唖然とさせる。「放浪記」の記録的ロングランをはじめ、舞台、テレビの最前線で今、最も輝いている、日本を代表する俳優である。スタッフは昨年7月末から森光子さんへの取材を重ねてきた。このNHKスペシャルは昭和という波乱万丈の時代を生き抜いてきた森光子さんの人生に、森さんが44年間演じ続けてきた舞台「放浪記」を重ね合わせて描く、森光子さんのヒューマン・ドキュメンタリーである。3月27日、代表作「放浪記」を演じ続けてきた森さんにとって、我が家でもある『日比谷芸術座』が48年に亘る幕を下ろした。「放浪記」の作者であり、演出家でもあった恩師、菊田一夫氏が作った劇場だ。昭和33年、森さんは『梅田コマ劇場』での公演中、菊田一夫氏に見い出され、上京。それまではタレント的活動の多かった森さんが本格的な女優を目指す第一歩となった。昭和36年、ついに森さんは「放浪記」により初主役を射止める。その後も、「放浪記」のロングラン、また次々と新作によるヒットも連打し、大女優への階段を上り詰めてきた。まさに森光子さんにとって『芸術座』は育ての親であり、我が家となった。番組では、この『芸術座』最終公演である「放浪記」をあらゆる角度から取材。「舞台の森光子と客席の呼吸とが一つになる、森の芸の集中力」「舞台転換時、カフェ女給への90秒の早変わり」「喜びのあまりの“でんぐり返し”を新たな角度から捉えた多彩な映像」、そして「家族同然の裏方さん(舞台スタッフ)たちとの別れ」等々を織り交ぜ、舞台「放浪記」の真髄に迫る。さらに、この「放浪記」の真髄は森光子さんの人生とも大きく重なり合う。森さんは女手一つで育てられ、その母も早くに亡くし、一人生きていくために故郷・京都から上京。アジアの最北から最南まで、戦地慰問団の一員として旅した過酷な戦争体験を経て、終戦後は貧しさの中で、不治の病との長い闘いを続けた。また、その後も、森さんの女優人生には幾度となく大病が襲い掛かかり、まさに劇的な試練の連続であった。だが、芝居の神様は森光子を見捨てなかった。森さんの強い生命力と、数々の恩人たちが天才女優・森光子を救い、育ててきた。舞台「放浪記」には、時代と社会のどん底を潜り抜けてきた、原作者の林芙美子、脚本、演出の菊田一夫、そして、この女優森光子という三人の深い人生の哀歓がこめられていると、言われる。まさに多くの人々から共感を集め、支持されてきたゆえんであろう。『芸術座』千秋楽、3月27日の公演で、「放浪記」は第1759回を迎えた。(その後、4月『博多座』公演、5月『富山オーバードホール』公演を経て、現在、1795回を記録)万感の思いの中、森光子さんは我が家『芸術座』に別れを告げる。
(text from NHK site)

ノイズなし
NHK総合 52min 2005-05-22 Air check by Sony Giga Video Recorder v4 Stereo





●ETV特集 第1部 「“老い”を描く」 〜鉛筆画家・木下晋〜

畳一畳分を優に超える巨大なキャンバスいっぱいに鉛筆だけで描かれた、盲目の旅芸人の“閉じられた両眼”。無数の深いシワが克明に描き込まれた精ちな作品は、見る者の視線をつかんで離さない。画家・木下晋さん(58歳)の作品である。“老い”の姿にはその人の全人生が凝縮されている――徹底して対象と向き合う木下さんの作品は今、「現代のもっとも豊かな人間表現」と評される。全国で個展が開催され、東大にも招へいされるなど、“現代に欠けた何かを与えるもの”として、大きな注目を集めている。木下さんが、今、その“顔”にひかれ、描きたいと考えているのが、石川県の海沿いの小さな町に住む川端作雄さん(87歳)・きんさん(81歳)の老夫婦である。二人は63年前に結婚。戦争体験を経て、戦後は夫婦で漁業と農業を営み、4人の子供を育てあげた。すっかり腰が曲がった今も、毎日漁に出る作雄さんを港にきんさんが出迎え、支え合って暮らしている。「自殺でもしないかぎり、ふたりで一緒に死ぬなんてことは無理ですものねぇ。」老いの中の穏やかな日々をすごす川端さん夫婦が、この世で望むのはただ一つ。『死ぬときまで、ふたりで生きること』である。「川端さん夫婦のシワだらけの顔には、僕たちにはない人生のリアリティがあると思えるんです」という木下さんは、この夏の数日間を二人と共にすごしたいと考えている。「誰かを描くことは、自分が何にひかれるのか、それを探す作業でもある」という木下さんは、この老夫婦の何にひかれ何を描くのか。“老い”が二人に与えた痕跡とは、いったい何なのか。番組では木下さんが“老い”と“人生”を描く過程をドキュメントしながら人間にとって“老いること”とは何なのかを考えてゆく。
(text from NHK site)

<受信障害により映像全体に軽いノイズあり>
NHK教育 90min 2005-09-17 Air check by Sony Giga Video Recorder v4 Stereo








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