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●新日曜美術館 「段ボールは万人をつなぐ」 〜アーティスト 日比野克彦〜

現代の日本のアートシーンを代表するアーティスト、日比野克彦(1958年生まれ)。80年代初め、段ボールアートでさっそうとデビューして以来、舞台美術・パフォーマンス・映像・デザインなど、多岐にわたる分野で活動してきた。近年は各地で一般参加者とその地域の特性を生かしたワークショップを多く行っている。常に時代と交信しながら進化し続けてきた日比野ワールド。その創作活動を分析すると、同時代の文化や社会状況を読みとることができる。日本がバブル経済にさしかかった80年代半ば、軽チャー路線が叫ばれる中で、既存の重厚な美術とは違う、段ボールアートが一世を風靡(ふうび)。その後メディアの普及とともにテレビや雑誌など、まさに時代の寵児(ちょうじ)としてメディアを駆け抜けた90年代。バブル崩壊後の長引く不況に陥ったこの10年間は、人との出会いをテーマにパフォーマンスを展開したりワークショップを行ってきたりした。この夏、日比野は水戸芸術館で開かれる初の本格的な一人展に向けて、新作にチャレンジした。タイトルは「EXPO HIBINO」。会場自体を段ボールで敷き詰め、一般応募者の手を借りて共同制作を行ったり、10年ぶりの新作100点を作ったり……これまでの日比野ワールドの集大成を目指している。ようやく日本が長いトンネルから抜ける感じがするという日比野が選んだテーマは「手」。ものを作る手、言葉を書く手、人と人とをつなぐ手……。「手」によるコミュニケーションが、今の時代に必要だと日比野は感じている。時代の最先端を読みとる鋭い洞察力と旺盛な好奇心を持って走り続ける日比野は、今回どのように現代美術の地平を切り開いて見せるのか。番組では、今回の制作過程を縦軸に、日比野克彦の表現世界の現在地を明らかにするとともに、日比野を通して、日本の現代アートのこれまでとこれからを検証する。
(text from NHK site)

ノイズなし
NHK教育 45min 2005-09-04 Air check by Sony Giga Video Recorder v4 Stereo





●新日曜美術館 「天台・祈りのかたち」

天台宗の開祖・最澄が掲げた「一切が菩薩であり、一切が成仏できる」という「法華一乗」の思想は、平安時代、国家鎮護のみならず衆生救済を理想とした最も新しい教えとして皇室はもとより一般大衆に広く支持された。支持拡大に貢献したのが、ビジュアル化されたさまざまな装置であった。例えば、病気で苦しんでいる人のためには薬師如来を、死にかけている人のためには浄土の世界へ誘う「阿弥陀来迎図」を、といった大衆のニーズに合わせて創り出された祈りの世界は、絵画や仏像を伴って大衆に浸透していった。その対極にあるのが六道、つまり地獄、餓鬼、畜生、修羅、人間、天。生前の行いによって決まると考えられた六つの迷界である。それを絵画化したいわゆる「地獄絵」は、人々を震撼させ、いかに生きるべきかを問い掛ける強力な装置としての力を発揮した。密教、浄土教、禅、そして日本古来の神をも教学に取り入れ、全ての大衆に対応できるよう理論武装された天台宗。そこから生み出された美術は、平安文化の根幹をなすものとなった。比叡山・延暦寺をはじめ、全国の天台宗関係寺院に伝わる代表的な文化財で構成される展覧会が京都で開かれるのを機会に、日本の文化に大きな影響を与えた天台宗の祈りの心を美術という形を通して考えてみる。
(text from NHK site)

<受信障害により映像全体に、ごく軽いメダカノイズあり>
NHK教育 45min 2005-10-23 Air check by Sony Giga Video Recorder v4 Stereo





●新日曜美術館 「天平人、動物とあそぶ」 〜第57回正倉院展〜

1250年の時を経て華麗な天平文化を今に伝える正倉院宝物の数々。これらの宝物を一般公開する「正倉院展」が奈良国立博物館で開催される。毎秋恒例となった正倉院展は今年で57回目を迎え、10月29日〜11月14日に行われる。今回は初出陳20点を含む69点の宝物が展示される。注目されるのは、可愛らしい動物の文様をかたどった品と、貴族の遊び道具。目玉は、9000点ある宝物の中でも屈指の名宝といわれる聖武天皇愛用の遊戯具『木画紫檀碁局(もくがしたんのききょく)』。今回、碁石『撥鏤碁子(ばちるのきし)』、碁石入れ『銀平脱合子(ぎんへいだつのごうす)』、碁盤の箱『碁局龕(ききょくのがん)』と道具一式で展示され、容易に当時の「あそび」に思いを馳せることができる。それら宝物の一つ一つには珍しい動物の文様が刻まれており、象牙やサイの角など異国に生息する希少価値の高い材料を使った品々も揃い、天平時代の動物と人との関わりがしのばれる。また近年、それら動物たちの中でもとりわけ多く取り上げられてきた「鳥」の文様を解明する研究が行われた。いったいどんな鳥が描かれているのか? どの地域に生息する鳥なのか? それとも架空の鳥なのか?? 天平人は「動物」を身近におくことで何を期待したのだろう? それらの謎をときながら、天平時代の暮らしや人々の動物に対する意識に迫る。
(text from NHK site)

ノイズなし
NHK教育 45min 2005-11-06 Air check by Sony Giga Video Recorder v4 Stereo








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