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●ETV特集 「作家・高村薫 阪神淡路大震災10年目の旅」

2005年1月17日、阪神大震災から10年目を迎える。作家・高村薫さんは吹田市の自宅にいて、その揺れを経験した。殺人事件を追う警察小説を書いてきた高村さんは、震災後その作風が大きく変わった。この現実に勝るフィクションはない、と小説の中で人を殺すことができなくなったのだ。震災で亡くなった多くの人々の命。震災の被害から立ち直ろうと力強く生き続ける人々。「無名の人たち」の人生こそが尊いと高村さんは感じ、市井の人々に目を向けるようになった。日本の行く末。五十年・百年の単位で日本はどうなっていくのか。高村さんは考え続ける。住宅密集地を解消し、高架を減らす・・・百年かけて「人が死なない街」を作るべきだと思いをはせる。震災の犠牲者の命を無駄にしないためには、もう二度と同じような悲しみを繰り返してはいけないという強い思いがあるからだ。失われた多くの命を前に語る言葉がない、とこれまでテレビでは多くを語ってこなかった高村さんが、それぞれ震災について思索し行動する写真家・立木義浩、棋士・谷川浩司、消防研究所理事長・室崎益輝の3氏とトークしながら、日本と日本人はどう変わったのかを探っていく。そして阪神淡路大震災によって変容した自らの思索の軌跡をたどる。
(text from NHK site)

<受信障害により映像全体に軽いノイズあり>/チャプターメニューあり
NHK教育 90min 2005-03-25(2005-01-15の再放送) Air check by Sony Giga Video Recorder v4 Stereo (MPEG-1)





●ETV特集 「新“科楽”教育のススメ」

科学がわからない。理科が苦手。子どもたちの理科離れが話題になっている。では大人は子どもに、発見や感動、つまり理科や科学の本当のおもしろさを伝えているのか。わくわく、ドキドキしながら体全体で科学の楽しさを感じる授業。科学教育にそんな新しい風を吹き込もうと情熱を傾ける人たちを紹介する。『楽しくなければ科学じゃない』『“科学”ではなく“科楽”』をキャッチフレーズに、数々のユニークな実験を通して子どもたちに科学の魅力を伝える米村でんじろうさん。実験で使うのも、紙や粘土、石けんや風船など、どれも身近にあるモノばかり。米村さんはかつて高校教師だったが、学校を辞め、科学教育を仕事にしようと会社を立ち上げた。いま全国を回りながら、子どもたちに新しい形で科学のおもしろさを伝えている。 世界がその開発にしのぎを削るヒト型ロボット。その第一人者の一人、千葉工業大学未来ロボット技術研究センター所長の古田貴之さん。彼は最先端のロボットの開発を手がけながら、そのロボットを子どもたちに自由にさわらせ、分解させ、時には壊させる大胆な授業を続けている。2人の取り組みの現場、そしてノーベル物理学賞受賞者の物理学者・江崎玲於奈さんと、日本科学未来館館長・毛利衛さんの対談を通して、子どもたちの心の中に科学の芽をはぐくむ教育のヒントをさぐる。
(text from NHK site)

<受信障害により映像全体に、ごく軽いノイズあり>/チャプターメニューあり
NHK教育 90min 2005-03-19 Air check by Sony Giga Video Recorder v4 Stereo (MPEG-1)





●ETV特集 「桂三枝の笑いの底力」

教育現場、医療施設、そして紛争地帯や大規模災害の被災地・・・。現代社会の最前線で、「笑い」を武器に、人々を癒し、勇気づける活動が始まっている。これまでの教育や医療の限界を、笑いを手がかりに突破しようという試みだ。「ユーモア詩」と呼ばれる、日常生活の一幕をユーモアたっぷりの詩に詠む授業で、学級崩壊を乗り越え、クラスの子どもたちだけでなく、子どもたちの親も巻き込んだ活動を続けているのは、埼玉県朝霞市立第二小学校教諭・増田修治さん。「笑い」の持つ医療面での効果に注目するのは、遺伝子学者で筑波大名誉教授の村上和雄さん。すでに、笑いで糖尿病患者の血糖値が改善されることを実証し、現在患者ひとりひとりにあう「笑いの処方せん」作りの研究を続けている。 「笑い」の芸を披露し、紛争地帯や災害の被災地で生きる人びとの心を支える活動を続けているのは、フランス発祥のNPO「国境なき道化師団」。ヨーロッパで活躍する笑いのプロフェッショナルたちで構成されている。アフガニスタン、イラク、インドネシア・・・。戦争や地震で、疲弊しきった人々、特に子どもたちの心に、笑いを通じて希望を与えようと活動を続けている。 番組は、笑いを通じて、現代社会が抱える困難な問題と向きあう3者のドキュメントと、その3者のトークで構成する。彼らと対話をするのは、この春から関西大学客員教授として「笑いの人間学講座」の授業をスタートさせた上方落語の桂三枝さん。教育や医療、紛争地帯や被災地という、いわば「最前線」の現場の様子とその変化を、「笑い」を通して見ていく、「明るい」トーク番組とする。
(text from NHK site)

ノイズなし/チャプターメニューあり
NHK教育 90min 2005-07-02 Air check by Sony Giga Video Recorder v4 Stereo (MPEG-1)





●ETV特集 「オレを覚えていてほしい」 〜ガン漂流・作家と読者の850日〜

異色の闘病記がインターネットで、書籍で、ひそかな話題を呼んでいる。著者は奥山貴宏さん、職業はフリーライター。今年4月、肺がんのため33歳で亡くなった。2003年2月、風邪をこじらせて訪れた病院で突然「余命2年」と診断された奥山さんは亡くなる前日までホームページ上に闘病日記のブログをアップし続けた。命の終わりを告げられても変わらず仕事を続け、大型バイクに乗り、クラブに通い続ける奥山さんの姿は10〜30代の読者たちの共感を呼び、ブログは160万ヒットを獲得してきた。読者と奥山さんの間では「おいしいそば屋を紹介して」「早く死ぬ事は不幸か」「ホスピスに入る事はロックか」などさまざまな会話や議論が交わされ、亡くなった今も読者からメッセージが送られ続けている。奥山さんの日記は期せずして、ふだん本を読まない若い世代に「死」、そして「生命」について考えさせる「命の対話」ともなってきた。その日記を書籍化した「ガン漂流」は、まもなく3冊目が出版される。映像による闘病記も存在する。カメラを回したのは大学同期のCM・音楽ビデオディレクターの三好大輔さん。「生きている自分の姿を、文字だけでなく映像でも残しておきたい」と奥山さんが撮影を依頼したという。カメラの前で奥山さんはガンの脳への転移を話し、ひそかに書いていた小説の完成を告白する。死を考えたこともない、一人暮らしをする若い世代が急に命の終わりを告げられた時、何を支えにどう生きるか。この番組は、宣告された余命を越えて病と闘い、執筆に没頭した33歳の奥山貴宏さんと、その姿をインターネットや書籍を通して見つめた読者たちの記録である。  語り: 松浦亜弥(歌手)
(text from NHK site)

<受信障害により映像全体に軽いノイズあり>/チャプターメニューあり
NHK教育 90min 2005-07-23 Air check by Sony Giga Video Recorder v4 Stereo (MPEG-1)







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