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●新日曜美術館 「皇帝の画家 ダヴィッド」

ルーブル美術館の呼び物の一つ、『ナポレオンの戴冠式』。縦6メートル、横9メートル。同館でも最大級の作品である。作者は、ジャック・ルイ・ダヴィッド(1748−1825)、ナポレオンと運命をともにした「皇帝の画家」である。面白いことに、この絵の中心に描かれているのはナポレオンではなく、妻ジョセフィーヌの戴冠の場面だ。発表当時、多くの人はダヴィッドが間違いなくナポレオンの怒りを買うと噂した。しかし、この構図はすでに皇帝と画家との間で了解済みであった。それだけではない。ここには、現実の戴冠式を変更・加筆した跡が認められる。皇帝の位に就くことに反対し、式典に欠席したナポレオンの母親が描かれ、また屈辱のためうつむく法王が絵の中では祝福のポーズをとっている。それもすべて、ナポレオンとダヴィッドが示し合わせたことだった。2人の関係は、ナポレオンがダヴィッドのアトリエを訪れた時に始まる。ダヴィッドはナポレオンの頭部を“古代の美術品に見られるような美しい(頭の)形”と賞賛し、ギリシャの英雄になぞらえた。ナポレオンもまた当時200人もの弟子を抱えた、画壇の実力者に「首席画家」の称号を与える。「皇帝の画家」ダヴィッドはどのようにして「画壇の皇帝」に登りつめたのか。「戴冠式」を中心に、そこに至る画業を振り返り、ナポレオンとどのように関係を深めていったのかを探りながら、熾烈な時代を生き抜いた画家の生涯と仕事を通じて、政治と美術、政治家と画家の関係に迫る。
(text from NHK site)

ノイズなし
NHK教育 45min 2005-11-13 Air check by Sony Giga Video Recorder v4 Stereo





●新日曜美術館 「よみがえれ 九谷の輝き」 〜19世紀の職人集団・吉田屋の挑戦〜

江戸時代はじめ、青・緑・黄色を斬新・大胆に配した色絵磁器が生まれ、一世を風靡した。しかし、わずか40年間生産されただけで、その系譜は途絶えた。これを「古九谷」と呼ぶ。どこで、誰が生産したものか、深いなぞに包まれ、今も論争の渦中にある。ところが、19世紀のはじめ、失われた古九谷の製法を探り当て、新たな九谷焼を作り出そうと立ち上がった豪商がいた。現在の石川県加賀市で、大聖寺藩に火薬を納めていた吉田屋伝右衛門である。かれは、私財を投じて当時最高の職人たちをかき集め、古九谷を思わせる色絵磁器を世に送り出す。その焼き物は「吉田屋」と呼ばれている。しかし、その生産はわずか7年で中止され、「古九谷再興」プロジェクトは解散する。この「吉田屋」をめぐって近年研究が進み、多くの事実が解明されようとしている。この短期間の事業が、その後の九谷焼にさまざまな影響を与え、現在にまで及んでいることも分かってきた。古九谷をしのぐといわれる吉田屋の「幻の名品」を紹介しながら、歴史の闇に消えていった男たちの情熱と技術に、光を当てる。
(text from NHK site)

ノイズなし
NHK教育 45min 2006-01-08 Air check by Sony Giga Video Recorder v4 Stereo





●新日曜美術館 「藤田嗣治」 〜ベールを脱いだ伝説の画家〜

20世紀初頭のパリで、藤田嗣治は「乳白色の肌」と呼ばれる裸婦像でパリ画壇の頂点にのぼりつめた。しかし第二次世界大戦下、藤田は日本で戦争記録画の制作に没頭。そのことが原因で、戦後、日本と決別し、異国で生涯を閉じる。以後、人と作品は伝説のベールに包まれてきた。2006年、日本で初めて藤田の生涯の作品を一同に集めた展覧会が開かれている。番組ではゲストに評論家・立花隆さんを迎え、伝説の画家の真実に迫る。
(text from NHK site)

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NHK教育 45min 2006-04-16 Air check by Sony Giga Video Recorder v4 Stereo









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