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●ETV特集 「裁かれなかった毒ガス作戦」

近年、中国で日本軍が遺棄した毒ガス兵器による被害が相次ぎ深刻な問題になっている。日中戦争から70年。なぜ遺棄毒ガス兵器は今日まで放置されてきたのか、なぜ日本軍の毒ガス作戦は忘却されてきたのか。その背景に、東京裁判でアメリカが毒ガス戦を免責した事実がある。当初、日本軍の毒ガス使用は、国際法違反として裁かれるはずだった。戦争中から日本軍の毒ガス使用を非難してきた中国国民政府とアメリカは、その証拠をつかんでいた。しかし、アメリカ軍内部で化学戦の研究・作戦立案を担っていた化学戦統轄部の強硬な反対を受けた。化学戦統轄部は、戦争中、日本本土への毒ガス攻撃を研究していた。1945年11月に予定されていた九州上陸作戦では、福岡や長崎など、毒ガス戦の標的が選定されていた。化学戦統轄部にとって日本軍の毒ガス作戦を裁くことは、みずからの手を縛ることに他ならなかったのである。そして東京裁判での毒ガス作戦が免責されたことは戦後世界に大きな影響をもたらした。番組では、アメリカに残る調査報告や尋問調書、旧日本軍兵士の証言から毒ガス作戦の全貌を明らかにする。またアメリカ軍の毒ガスの実験映像など新資料を駆使して知られざる対日毒ガス作戦と免責の構造を描いてゆく。
(text from NHK site)

<チャプター>
遺棄毒ガス被害事件/楊覚勇/トーマス・H・モロー/日本軍証拠書類
指揮官尋問調書/“あか”使用許可/毒ガス製造工場/従軍日誌
固鎮の戦闘/イペリット製造/人体実験/“きい”実戦使用
兵士の手記/報復の準備/村ごと掃討/化学戦への実験
使用中止命令/沖縄戦対策/毒ガス弾投下計画/終戦で埋設
訴追準備/東京裁判/ベトナム戦争/禁止条約署名

ごく軽いノイズ
NHK教育 90min 2007-09-02 Air check by Sony Giga Video Recorder v4 Mono (MPEG-1)

> HDD-C 0927 にビデオカプセルあり
> 2012-08、ダビング依頼を機にディスク化した







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