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●プロジェクトX(182) 「悲願の関越トンネル 一発発破に懸ける」

日本屈指の峻厳な山、谷川岳。昭和52年、そのふもとで空前の工事が始まった。谷川岳の真下を掘り抜く「関越トンネル」。全長11キロ、日本最長の道路トンネルである。日本列島の背骨を貫く、初の巨大道路トンネル工事。そこには、物流が厳しかった新潟・越後の存亡を懸けた日本土木界、執念の物語があった。昭和42年、日本は自動車時代に突入。各地でハイウェー計画が進んでいた。しかし、その中、ハイウェー建設計画が全く届かない地域があった。新潟・越後。関東と結ぶ物流の道は、うねる峠道の三国峠のみ。貨物列車の輸送はコストが高く、農産物は思うように出荷できなかった。湯沢町で農業を営む南雲栄二らは、スキー客を呼び込もうと民宿を始めたが、豪雪地帯の越後。度重なる峠道の通行止めで、客も容易には来てくれなかった。 「何とか、人も物も運べるハイウェーを造って欲しい」。地元の声は、大きなうねりとなり、昭和47年、建設省は東京・新潟を結ぶ関越自動車道の着工を決めた。設計は、日本道路公団技術部、中道文基ら土木技術者たち。現場作業に当たる腕利きトンネルマン200人の最前線には、熊谷組傘下の笹島建設・笹島靖弘が指名された。わずか8年というスピード施工が求められた工事。鍵を握る掘削には、大量のダイナマイトで一気に岩盤を堀抜く「全断面掘削法」を採用することとなった。しかし、工事は過酷を極めた。現場は日本最強と言われた堅い岩盤。掘った後の壁から次々に岩のかけらがはじけ飛び、作業員はとても近づけない。さらに、工事半ば、日本の道路史上、最悪の事故、東名高速・日本坂のトンネル大火災が勃発。トンネルの換気設備、そのものの設計見直しが迫られた。そして、とどめは工事終盤。突如起こった谷川岳の大雪崩。換気設備の要、換気塔がめちゃくちゃに壊れた。絶体絶命となったトンネル開通。その時、地元の男たちが救世主として駆けつける。日本最長の道路トンネル。初めて日本列島の背骨を貫いたプロジェクトの熱きドラマを伝える。
(original text from NHK site)

<チャプター>
イントロ/オープニング/工事概要/高速が来ない/高速立案/工事詳細/
工事開始/すす対策/山はね/日本坂トンネル事故/ゲストトーク/風速零作戦/
山はね対策/換気問題/事故対策性能/ゲストトーク/エンディング/次週予告

ノイズなし
NHK総合 45min 2005-11-08 Air check by Sony Giga Video Recorder v4 Stereo (MPEG-1)

> HDD-CにGigaPocketビデオカプセルを残してある



> 2012年11月のダビング依頼によりDVD化した








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