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●向田邦子 新春スペシャル 第二夜(三回連続) 「夜中の薔薇」

向田邦子原作・久世光彦演出のスペシャルドラマ第三夜。向田のエッセーに出てくる多彩なエピソードを基に一軒のオリジナルな家庭を設定。ヒロインと家族たちの足取りを昭和10年代から30年代前半まで約20年間にわたって明るいホームドラマ風に描く。物語の中心となる陽子役は、工藤夕貴(「眠る盃」)、石原真理子(「夜中の薔薇」)、桃井かおり(「冬の家族」)の3人が、向田作品の3作にてリレー形式で務め話題を呼んだ。

【ストーリー】
1947年春、戦後の混乱の真っ只中。世の中は貧しくもたくましく息づいていた。山懸家でもさしたる変化はなく、陽子は女学高の5年生になり、石川スミ子というすばらしい教師に巡り会って楽しい毎日を送っていた。その陽子がスミ子の家に招待された。陽子は憧れの先生から名指しで招待されたことですっかり有頂天になっていた。その晩スミ子から戦死した恋人の話を聞き、妙に大人びた陽子が目撃したものは、寝静まったスミ子の部屋へ忍び入る大男の後姿だった。陽子はその光景を胸の中に仕舞い決して口にすることはなかった。その頃、陽子の学校には埼玉からやって来る野菜売り・忠次郎(ケーシー高峰)が出入りしていた。職員たちは彼を重宝がるが、陽子ら生徒はスミ子を見つめる忠次郎のイヤラシイ目つきに憤りを感じていた。しばらくして、母親の里子(加藤治子)が陽子を連れておよばれのお礼にとスミ子の家を訪ねると、そこで息荒く絡み合う男女の姿を目撃する…。

出演:
石原真理子(石原真理絵)、いしだあゆみ、小林亜星、加藤治子、小林薫、風吹ジュン、渡辺えり子、イッセー尾形、殿山泰司、ケーシー高峰、横山道代、河合美智子、風見りつ子(風見律子)、南きよみ、加納綾、仁科扶紀、渡辺冨美子、市川千恵子、北見治一、津村隆、中村由起子、岸加奈子、小林朝夫、笹野高史

制作年: 1985年
全話数: 1話
制作: カノックス/TBS
プロデューサー: 久世光彦、三浦寛二
ディレクター・監督: 久世光彦
原作: 向田邦子
脚本: 柴英三郎
ナレーション: 黒柳徹子
(original text from TBS site & TV drama database site)

> DR-1935に、第三夜「冬の家族」あり
> DR-に、第一夜「眠る盃」あり





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