Polygon

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●技〜極める 「鳥の眼で描く街」 〜都市鳥瞰図絵師〜

石原正さんは、都市鳥瞰図の日本の第一人者。「大阪万博マップ」「奈良絵図」「千里ニュータウン絵図」など多数手がけてきた。ビルの階数、窓の位置や数、駐車場のライン、家の庭木の本数や犬小屋までもが、航空写真や現地取材を基にひとつ残らず忠実に描かれる。1ミリ幅に線を2本描き込むという細密な世界。ペンを用いてフリーハンドで描く原画全体は、4畳半もの大きさになる。「データを入力してコンピューターで作った鳥瞰図は、街が死んでいる」という石原さん。実際は、屋根ひとつとっても、空調設備や貯水タンク・物干し場などがあり、それらを忠実に描くことで生活しているビルになり、生きている街になる。ヘリコプターを飛ばして資料用の写真を撮れば費用もかさむが、「人が住む街だからこそ、人が作る手描きの鳥瞰図でありたい」と石原さんはこだわる。正確さを追及し、街の夢を描き続ける石原さんの細密な技とこだわりに迫る。
(original text from NHK site)

NHK総合 10min 2002-09-08 Air ckeck by Sony Giga Video Recorder v4 Stereo





●技〜極める 「木を生き返らせる洗い屋」 〜洗い職人〜

京都では、いわゆる町屋と呼ばれる木造建築に長く住むために柱や梁・建具などを洗って再生させ、長く使ってきた。その専門職が「洗い屋」、京都に残る伝統の職人である。今江清造さんは洗い屋一筋50年。今や京都の洗い職人の頂点に立つ。京都市内の町屋から「洗いお願いします」の声が掛かれば、70歳を越えた今も元気に出かけていく。また、今江さんの洗いの技の確かさから「京都に今江清造あり」と言われ、全国の神社仏閣からも多くの注文が来る。今までに、京都御所の蛤御門、伊豆長岡の旧岩崎邸、フィラデルフィアの日本記念館お茶室などの建物の再生に貢献した。「洗いさえしっかりすれば、木は何度でも生き返る」という今江さん。これからのリサイクル社会に、洗いの仕事はますます必要とされてくるに違いないと思っている。木を生き返らせる仕事に誇りを持つ今江さんの職人技を描く。
(original text from NHK site)

NHK総合 10min 2002-10-24(2002-08-04放送の再) Air ckeck by Sony Giga Video Recorder v4 Stereo





●技〜極める 「どんな家でも動かします」 〜曳家職人〜

「寺社も鉄筋コンクリートの建物も、江戸時代に建った家も何でも動かします。」と言い切る門田収平さん。彼こそ曳家のプロ中のプロである。曳家(ひきや)。耳慣れない仕事だが、この不況下で注目を集めている。道路拡張に伴う移転の時、バブル期はほとんどが新築していた。しかし今日の状況下では、とても新築はできない。そこで登場するのが曳家業である。家具も家財もそのままに何百メートルも家を動かす。費用は新築の3分の1で済む。門田収平さんは家の中・家の構造・外観を見るだけで、すぐ様その家の重心を見極める。家を動かす時、少しでもバランスが崩れれば壁が歪んでヒビが入るが、門田さんが動かす時はヒビどころか、家の中にそのままにしておいた金魚鉢も揺れないと言う。家の下に駐車場や部屋を作りたい時、家の向きを変えたい時、敷地を分割したい時など、様々なニーズに応えて「不動産を動かすプロ」門田さんの技を紹介する。
(original text from NHK site)

NHK総合 10min 2002-08-18(2002-04-21放送の再) Air ckeck by Sony Giga Video Recorder v4 Stereo





●技〜極める 「食べられないおいしさ」 〜食品サンプル職人〜

昭和37年、食品模型の製作所を「食品関係の会社なら試食があるかも」と誤解して入社したと言う藤隼人(とう はやと)さん。しかし以来40年間、食品サンプル製作一筋に歩いてきて、今や第一人者として後進の指導にあたりつつ、日々創意工夫を重ねている。レストランから届けられる本物の料理。それを写真に撮り、スケッチし、観察することから仕事が始まる。見本の料理は既に時間が経過したもの。しかし、サンプルは「出来立て」を表現しなくてはならない。食品は個々にシリコンで型を取り、そこに着色料を混ぜた塩化ビニールを流し込み、オーブンで15分ほど焼く。次に型から外したパーツに、エアブラシと筆で焼き色など細かい表情を付けていく。ある程度イメージに近い色が出せるようになるには3年かかると言う。「本物そっくりに作るのは可能なんです。大切なのはサンプルがレストランの店頭に飾られた時、いかに人を惹き付けられるか。“通行人”を“お客さん”に変えるための、時に本物以上の“魅力”が必要なんです」と藤さん。店ごとに異なる料理の内容やこだわり・コンセプトに対応するため、食品サンプルは全てオーダーメイドで手作り。そんな藤さんの熟練した職人技を紹介する。
(original text from NHK site)

NHK総合 10min 2002-11-03 Air ckeck by Sony Giga Video Recorder v4 Stereo





●技〜極める 「巨大包丁 しなやかに鍛える」 〜刃物職人〜

セリ声響く東京・築地市場で、重さ200キロもあるマグロを解体するのに使われているのが、刃渡り1.5mという長大な包丁。この包丁を造っているのが、福井県武生市の刃物職人・清水正治さん。一見日本刀のような巨大包丁だが、大きく異なるのは、しなやかにたわむこと。マグロをおろす包丁は、背骨のカーブに合わせてきれいに身をおろすため、力加減一つで自在に形を変える必要があるのだ。武生市は700年の伝統を持つ鎌やナタなどの刃物産地で、鍛造技術の高さから「切れ味が衰えない」と高く評価されてきた。しかし、切れ味を保ちながら刃物が弾力を持つようにするのは至難の業。清水さんは刃物の本体になる部分と刃になる部分、2種類の材料を組み合わせて打つ技法を使い、わずか15cmの鋼を1.5mまでひたすら打ち伸ばすことで、切れ味としなやかな弾力を両立させた。鍛え抜いた包丁が、完成するか無駄になるかは「焼き入れ」で決まる。清水さんは炎の色を見極めるため、焼き入れを日没後に行う。長い包丁になるほど均一な焼きを入れるのは難しく、最終的には炎の色から勘で判断すると言う。切れ味としなやかな弾力を兼ね備えた巨大包丁を生み出す、清水さんの技に迫る。
(original text from NHK site)

NHK総合 10min 2002-11-17 Air ckeck by Sony Giga Video Recorder v4 Stereo





●技〜極める 「音の錬金術師」 〜音響効果マン〜

映画には欠かせない効果音。コンピューター合成で様々な音作りが可能な今も、独特の音の質感を出すために、撮影所の中のスタジオでは昔ながらの手作りの効果音が息づく。このような効果音作りのプロは、業界で「音効さん」と呼ばれる音響効果マンである。日活撮影所内にスタジオがある音響効果会社の代表・伊藤進一さんは20数年、この音作り一筋に歩んできた。音響仕込みのデジタル機器と膨大な量の効果音テープに囲まれて、映像に対してどういう音をどう付けていくかを検討しながら作業を進める。その作業はかなり多く、俳優の足音までスタジオで録り直す。また衣擦れや食器の音など、細かい音をも新たに録音する。時代劇の音、アクション映画の音、怪獣映画の音、SF映画の音、伊藤さんはこれまでに様々な音を作ってきた。欲しい音を求め、身近なものを使って、実物よりリアルな音を作るために様々なアイデアを凝らす。そうした経験と感性を活かしたベテランならではの音作りの工夫を紹介しながら、時代と共に新しく変化を遂げていく「技の真髄」に迫る。
(original text from NHK site)

NHK総合 10min 2002-11-24 Air ckeck by Sony Giga Video Recorder v4 Stereo





●技〜極める 「おいしそう!の演出家」 〜フードスタイリスト〜

東京・港区赤坂。ここは食べ物専門の写真スタジオです。石森いづみさんは20年以上、フードスタイリストとして活躍してきました。フードスタイリストとは、写真やテレビ・映画の中で、食べ物を「いかにおいしそうに見せるか」を演出する人。石森さんはこの道の草分け的存在です。 取材余話: 番組の最後でもご紹介しましたが、撮影に加わったスタッフ皆で食事をすると言う石森スタジオ。もうひとつ理由があるとか。「いつも沢山の食材を使って仕事をしている。もちろん棄ててしまわないといけない時もあるんですが、もったいないからなるべくなら棄てたくない。仕事させてもらっている食材にお礼の気持ちを込めて、みんなで食べてるんですよ」と、取材後に話してくれた石森さん。フードスタイリスト・石森いづみさんの食べ物への愛、仕事への愛を感じました。(担当ディレクター)
(original text from NHK site)

NHK総合 10min 2002-12-01 Air ckeck by Sony Giga Video Recorder v4 Stereo





●技〜極める 「火箸が奏でる究極の音色」 〜火箸作り職人〜

明珍宗理(みょうちん むねみち)さんは、古代甲冑づくりから始まったという明珍家の第52代当主。日本でただ1人の火箸づくり専門職人である。多くの茶人に愛用されている明珍さんの火箸は風鈴としても、いや風鈴として有名である。よい音の決め手は、寸分違わぬ2本の火箸の長さにある。1ミリ違えば澄んだ音色は誕生しない。ひたすら赤く焼かれた鉄を1日2万回打ち込む。槌を振るう角度や強弱で長さは変わってしまう。しかし澄んだ音色は、実は左手の妙技にも隠されていた。左手が握る道具は「やっとこ」。この回し方が滑らかでないと、たちまち長さと太さが異なってしまう。長さだけでなく1ミリの太さの誤差も許されないのだ。槌を振るい、やっとこを回す両手のバランスの取れた、踊るような技こそが究極の音色を生む。その音色に感動し、楽器として愛用するアーティストも少なくない。甲冑・火箸・風鈴、そして楽器へと生まれ変わった明珍の技。すばらしい音色を生み出すための職人技に迫る。
(original text from NHK site)

NHK総合 10min 2002-12-15 Air ckeck by Sony Giga Video Recorder v4 Stereo





●技〜極める 「キルトに夢を描く」 〜ミシン・キルター〜

布地の間に綿などを詰めて縫い合わせた「キルト」。秦泉寺由子(じんぜんじ よしこ)さんは、キルトの日本における草分け的存在である。その代表が、手織りの布を天然染料で染め、そこに複雑なミシンワークを施す独特のキルト。昭和初期の足踏みミシンから最先端のミシンまで、あらゆるミシンを使いこなして独自のミシンワークを追求する秦泉寺さんは、布に合わせてミシンを選ぶのではなく、ミシンに合わせて布を作る。そこに秦泉寺さんならではの計算と感性の技が光る。特筆すべきは、縦1m・横5m程の巨大なキルト専用のミシンである。このミシンを使うことにより、細かく部分的に分けることなく、一気に大作の完成図を描き出すことができる。しかし、卓越したデザイン力と経験がなければ使いこなすことはできない。「現代文明のほころびを繕うよう」と評される秦泉寺さんのミシンワークの技を紹介する。
(original text from NHK site)

NHK総合 10min 2003-01-19 Air ckeck by Sony Giga Video Recorder v4 Stereo





●技〜極める 「千年繊維・泥和紙を漉く」 〜手漉き和紙職人〜

兵庫県西宮市北部の山間地、名塩(なしお)。およそ400年前から和紙づくりがさかんに行われ、江戸中期には「名塩千軒」と呼ばれるほど賑わいました。しかし、今や紙漉き場もわずかに2軒。谷野武信さんは父の代からの手漉き和紙職人。竹の簀に麻の布を重ねた漉きげた、谷野さんのお手製です。この漉きげたに紙の材料を汲み、左右に動かして繊維を絡ませ合う。但し、勝負は一瞬。「溜め漉き」の技法です。目で見て厚さを均等に揃えます。材料・道具・手法、その全てにおいて頑ななまでに「伝統」を守ろうとする谷野さん。「私の宿命やね。まあ、ひとり私が覚えとったから、この紙漉けるんですけどね。私がそのとき習うてなかったらもう、これ絶えてますのでね。この紙は世界中探しても名塩だけしかないんです。」
(text from NHK site)

NHK総合 10min 2003-02-27(2003-02-23の再放送) Air ckeck by Sony Giga Video Recorder v4 Mono (MPEG-1)





●技〜極める 「宇宙を映す万華鏡」 〜万華鏡作家〜

幼い頃、美しい幾何学模様に思わず驚きの声を上げた万華鏡。今ではすっかりアートとして国際的に認められ、さらに米国では医学療法としても注目される時代なのである。その万華鏡で世界に名をはせる技の持ち主がいる。3年前、万華鏡の世界大会でグランプリを獲得した山見浩司さんである。美しさは勿論、意外性や完成度に加え、きめの細かさやその独特な立体感が山見さんの真骨頂。中に入れるオブジェクト(ビーズや貝殻などの言わば「具」)の選び方に始まって、こだわりにこだわる山見さんの万華鏡作り。中でも光るのは鏡のカッティング。山見さんが用いるのは高級カメラや光学器械用の特殊な反射鏡。この鏡をイメージに合わせてカットし、組み合わせていく。「万華鏡を覗くと誰もが幸せになれる」と言う山見さんが、夢の小宇宙世界を生み出すまでの道を垣間見る。
(original text from NHK site)

NHK総合 10min 2003-03-13(2003-03-09の再放送) Air check by Sony Giga Video Recorder v4 Stereo





●技〜極める 「10センチの風景」 〜模型自動車製作〜

日本を代表するプロのモデルビルダー・早川松芳さん。ミニチュアの車を作ることを趣味としている人は少なくない。ミニチュアカーを作る際ベースとなるキットは、ヨーロッパのいくつものメーカーから何百種類と出されている。早川さんの作品もこれらのキットをベースとしているが、その完成品はキットとは「似て非なるもの」となる。なぜなら、殆どの部品は新たに作り直され、使う部品も形状が修正されているからである。そして早川さんの作品のひとつの特徴が、車内や車の傍らに置かれた小さな小さなボストンバッグや傘などの小物である。早川さんが金属の素材から作り出したこれらの小物は、今にも車の持ち主が現れ、旅行に出かけていくかのようなドラマを作品に持たせている。いかにして実車の持つ雰囲気を表現するか、いかにしてオリジナリティを表現するか、知的な趣味の一つとしてミニチュアカーをアートの域まで高められないか、と挑戦を続けている早川さんの技を紹介する。
(original text from NHK site)

NHK総合 10min 2003-03-16 Air check by Sony Giga Video Recorder v4 Stereo


> GP-にビデオカプセルを残してある・音量はすべて150%化
> 模型自動車製作は、DR-3335にもあり
> NHKアーカイブス|https://www2.nhk.or.jp/archives/movies/?id=D0009042060_00000


> 2019年10月のダビング依頼でDR-3335を作成した際、この番組の全ての録画データを取り出しておいた
> このディスクは、取り出してあった全ての録画データを2023年4月に新規編集したもの





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