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●ETV特集 「沖縄“笑いの巨人”伝」 〜照屋林助が歩んだ戦後〜

“沖縄の戦後芸能界の巨人”と言われた音楽家・漫談家の照屋林助が平成17年3月、75歳で亡くなった。米国統治下時代に始めた三味線漫談で大スターとなった林助。笑いに飢えていた沖縄の民衆から「てるりん」の名で愛された彼は、型破りで奔放なエンターテイナーである一方、日米の国家間で揺れ動く沖縄の社会について思索する「哲学者」であり、沖縄の文化の本質を追い求める「探求者」でもあった。林助の自宅の書斎に遺された膨大な数の歴史書や哲学書、沖縄の各地を放浪しながら収録した素朴な島唄の録音テープ、そして思いのままに綴られた思索メモからは、沖縄の激動の戦後を生き抜きながら、必死に故郷・沖縄の姿を掘り下げ、日本へ広く伝えようと格闘した林助の姿が浮かび上がる。8年前に以前からの憧れの地・沖縄へ移住した演出家の宮本亜門さんは、この“沖縄の巨人”と生前に出会えなかったことを惜しみ、林助の75年の軌跡を辿る旅に出た。番組では、遺された林助の舞台の映像や生前の林助を知る人々の証言から“巨人・林助”の実像に迫ると共に、日本の今を敏感に感じ取る演出家・宮本亜門さんの眼を通して、沖縄と日本の戦後60年を見つめ直す。

◎宮本亜門が見る「真のエンターテイナー」照屋林助
「時代に向き合ってこそエンターテイメントではないか」という宮本さんは、林助こそ希代のエンターテイナーだと考える。林助は終戦直後、人々が沖縄戦の絶望と米軍占領による価値観の崩壊に翻弄される中、家々を回って歌や踊りを披露した。数々の唄によって、人々に生きる勇気を与えようとした林助の思いを読み解く。

◎沖縄から日本と世界を見つめる
林助は1990年、沖縄市(コザ)で「コザ独立国」を建国し、「大統領」に就任。「これは独立ゴッコ。ゴッコをしている沖縄から日本国へ向かって『汝よ、いつになったら独立できるのだ』と問いかけるのだ」と語った。沖縄から日本と世界を見つめた林助の姿に迫る。
(original text from NHK site)

ノイズなし
NHK教育 90min 2006-02-18 Air check by Sony Giga Video Recorder v4 Mono (MPEG-1)



> 2020年7月のダビング依頼により、音声200%・50チャプター付加で初ディスク化した。
> HDD-BのMPEG-1フォルダ内に元ファイルを残してある







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