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●ETV特集 「核燃の村 苦悩と選択の記録」 〜青森県六ヶ所村〜

使用済み核燃料再処理工場など「核燃料サイクル」の立地で大きな変ぼうを遂げた青森県六ケ所村。かつての「過疎と出稼ぎの村」は、いま財政力、住民の平均所得ともに青森県一という豊かな村に生まれ変わった。人口は横ばいだが、就職先が増え、村内には若い人の姿が目立つ。その一方で、開発の是非をめぐって激しい政争を繰り返してきた村の歴史は、いまなお村民の胸に複雑な思いを宿している。貧しいなかでも互いに助け合って暮らしてきた村の人間関係も変わった。
 六ヶ所村は当初「大規模石油コンビナート」として開発されるはずだった。1969年、国の新全国総合開発計画に基づく「むつ小川原開発」である。367戸1811人の立ち退きを含む計画の受け入れをめぐって村は揺れた。村民をまっぷたつに割った激しい村長選挙が行われ、村は開発推進を選択した。しかし、7900ヘクタールに及ぶ土地買収が終ったところで石油ショックに見舞われ、計画は頓挫する。土地を売って高額の補償金を手にしたものの仕事がない。そして、広大な空き地となった開発区域にやってきたのは、全国どこにも引き受け手のなかった「核燃料サイクル」だった。村では再び対立が始まる…。
 国や県、大企業によって巨大開発計画が推進されるとき、その舞台となる過疎の村ではいったい何が起こっていったのか?…NHKに残された過去の映像記録を駆使するとともに、新たな証言によって、人々の思いに迫る。
(text from NHK site)

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NHK教育 90min 2006-01-07 Air check by Sony Giga Video Recorder v4 Stereo (MPEG-1)





●ETV特集 「お寺ルネサンスをめざして」

「葬式仏教」とやゆされて久しい日本の仏教。しかし、今、お寺再生の動きが高まっている。多くのユニークな僧侶が、お寺を新しいコミュニティの中核として仏教の変革をめざそうとしている。文化人類学者の上田紀行(東京工業大学助教授)さんは、『がんばれ仏教』と題する著作を発表し、自ら「仏教ルネッサンス塾」の主幹を務めるなど仏教再生を考えて続けてきた。上田さんによれば、こうした新しい寺の活動は不透明な日本社会の未来を切り拓く大きな鍵を握っているという。「元を正せば江戸時代までの寺は日本社会で文化、教育、福祉、医療、土木など、多様な機能を持つコミュニティーセンターだった。そしてそこに住む住職は多様な側面から地域を支える指導者でありボランティアであった。全国の自治体がもつコミュニティーセンターは約2万か所、しかし全国津々浦々に広がる寺は8万件近くある。元々地域を基盤として活動するこれらの寺が再生すれば、地域の活性化に大きな意味を持つ。上田さんはそもそも人間の苦悩に向かい合うのが宗教であり、宗教の壁を越えて呼びかけてくる「生きる意味」のエネルギーこそが、いま未来を見失った日本人が将来を考える支えとなるという。番組では上田紀行さんが日本各地の革新的な寺や仏教再生の活動を続ける若い僧侶たちを訪ね、対談を重ねる。ユニークな活動を紹介しながら、寺の持つ新しい可能性と日本社会の未来の在り方を思索する。訪問する寺院の候補は、

・應典院(大阪・浄土宗):
「仏教の仕事は“問う”こと」とし、若者アートの活動を通じてつながりを図る。

・妙光寺(新潟・日蓮宗):
人生の末期に向けて、生前からの個人と寺の新たな関係を提言。

・神宮寺(松本・臨済宗):
国際援助活動やデイケアサービスを通じ、コミュニティーケアのあり方を模索。
(text from NHK site)

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NHK教育 90min 2006-01-14 Air check by Sony Giga Video Recorder v4 Stereo (MPEG-1) --->B (mpeg1)





●ETV特集 「わが父・溥傑」 〜ラストエンペラーの弟・波乱の生涯〜

日本と中国、複雑な二国間の政治に二度にわたり大きくほんろうされた男がいる。愛新覚羅溥傑(1907〜1994年)。清朝最後の皇帝で満州国皇帝となったラストエンペラー・溥儀の弟である。溥傑は満州国皇帝の弟として日本の華族、嵯峨侯爵家の長女・浩(ひろ)と結婚。日満一体化の象徴であるとともに、子宝に恵まれない溥儀の後継に日本人の血を入れるという関東軍の策略でもあった。浩との間に二人の娘・慧生(えいせい)と(こせい)をなすも、満州国崩壊とともに一家は中国と日本に生き別れる。そして16年を経て中国で再会。この再会劇もまた、戦後国交回復のままならぬ日中間の高度な政治劇の一幕として果たされた。
現代史の激流に飲み込まれながら、溥傑は自分を「血と骨をして日中友好を築く」といつも語った。政略結婚とはいえ分ち難い愛情で浩と家庭を築いた溥傑にとって、日中友好とはまさに血と骨をもってなす悲願であった。
番組は、溥傑の愛娘で日本人として生きる福永さんが亡き父の足跡をたどる旅を軸に、溥傑の人間像を浮き上がらせていく。同時に、さんの手もとに残る貴重な溥傑の手紙や、当時を知る愛新覚羅一族・嵯峨家の親族、周恩来側近たちの証言から、溥傑を取り巻く、激動の日中関係史を明らかにする。溥傑の知られざる波乱の生涯を通して、今改めて問われる日中友好の原点を見据えるドキュメントとする。
(text from NHK site)

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NHK教育 90min 2006-01-21 Air check by Sony Giga Video Recorder v4 Stereo (MPEG-1) --->B (mpeg1)





●ETV特集 「心はどこにあるのか?」 〜脳科学者 川島隆太の挑戦〜

認知症の患者の脳機能が、文章の音読、簡単な計算を毎日短時間続けることでよみがえるケースが全国で報告されている。脳科学者、川島隆太氏(東北大学未来科学技術共同研究センター教授、46歳)が全国の老人施設と協力して始めた取り組みの結果である。
 2001年から福岡の老人施設で始まった認知症の高齢者が音読や計算を続ける取り組み。ここで用いられたちほう症高齢者の生活の質を学習を通じて高める療法は著しい効果をあげ、川島氏と共に「脳機能低下予防プロジェクト」に取り組む自治体が全国に広がっている。その内容は、文章の音読、簡単な計算の繰り返しによって、脳機能、特に創造力をつかさどる前頭前野を活性化する。やがて、人格までに変化が現れ、介護職員とのコミュニケーションが復活するなど、脳と心がよみがえる例が報告されている。
 この方法論を開発する元となったのが、脳のどの部分にどの機能があるのかを調べる「ブレインマッピング」研究だ。人間の脳の働きをリアルタイムで観察する装置光トポグラフィーとfMRIを使って、どんな活動が脳のどの分野をどれくらい活性化するかを細かく調べたのだ。その結果、脳は、複雑な問題より簡単な計算、黙読より音読で、多くの部分、特に前頭前野が活性化することがわかった。川島さんは、この研究から「脳は鍛えることができる」という仮説をたてた。そして始めたのが「脳の健康プロジェクト」なのだ。子どもに対しても、尾道の小学校や長崎の中学校などで、音読や計算の実施が始まっている。その結果、脳機能だけでなく態度や性格までも変化があらわれる例が出ている。川島氏は、子どもの脳と心についての研究にも本腰を入れ始めた。番組では、さまざまな実験を入れながら、川島さんの現在の研究と取り組みからみえてくる、現代人の脳と心の問題にせまっていく。
(text from NHK site)

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NHK教育 90min 2006-03-11(2005-11-26のアンコール放送)
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●ETV特集

第1部 「“耐震強度偽装”何が問われているのか」

それは姉歯元一級建築士らだけの問題ではない――この3ヶ月、全国で次々と耐震強度に疑いのある物件が発覚している。この事態は、起こるべくして起こったものだ、と言われている。1960年代以来、安価で広い住宅が至上命題となるなか、安全性へのコストが削られ続けてきた。また規制緩和の流れの中、1998年の建築基準法改正で導入された民間建築確認制度が、検査の形がい化や責任所在の不明りょう化を招いたと言われる。しかし要因の指摘はされているものの、戦後の社会構造が深く反映しているため、一朝一夕での解決は困難と見られている。この問題に、建築界のふたりの権威が提言する。1800件を超える構造設計を行ってきた今川憲英さんは、経済性優先で硬化した建築業界の構造を是正するために、安全のための監視の目を社会全体で分担する方法を模索している。また都市法の整備に長年携わってきた弁護士・五十嵐敬喜さんは、建築の諸局面での責任の所在を明確にする法のあり方を検討している。なぜ安全よりも経済性が優先される現状が生まれたのか?その根本的な解決策はあるのか?番組では、建築基準法改正の際の議論のディテールを掘り起こすなど、建築界が抱える構造的問題の原因を分析。それを根底から改革するための専門家の提言を軸に、企業、行政、そして市民は今、何をすべきなのかを考える。


第2部 「もうだまっていられない〜建築家・前川國男の闘い」

マンションやホテルの耐震強度偽装が大きな問題となる中で、今、一人の建築家が再び脚光を浴びている。
「日本近代建築の支柱」といわれ、東京文化会館や紀伊国屋書店など、戦後の名建築の数々を手掛けてきた前川國男(1905〜1986)である。生誕100年を機に、研究会やシンポジウムが各地で開かれ、回顧展には多くの観客が詰めかけ、建築の展覧会としては異例の盛況となっている。この前川こそ、倫理より利潤を優先する建築業界の在り方に、30年前に警鐘を鳴らしていた人物であった。
フランスで巨人ル・コルビュジエに学び、関東大震災と大空襲で東京が二度壊滅するのを目の当たりにした前川は、生涯を通じて「人間を幸福にする建築」を追求した。「一本のくぎや一握りのセメントを用いるにも、国家を、そして農村を思わねばならない」と説いた前川は、資材も資金も無い敗戦後の日本で、建築の単価を切り下げながら、機能的な建物を造り出すべく奮闘した。敗戦直後の住宅難の中で、「プレモス」と名付けた木造のプレハブ住宅を開発。さらに晴海高層アパートや、多くの公共建築を手がけた。弘前や熊本など各地でその建築は今も市民に愛されている。
しかし、前川が先べんをつけた建築の「低コスト化」「合理化」は、その後の高度経済成長の中、利潤を求める企業の論理に取り込まれていく。1968年、建築学会大賞を受賞した際、前川は「もう黙っていられない。今こそ自由な立場にある建築家が奮起すべき時である」と説いた。その後も、前川は質の低下を招く建築界に対して「見せかけの進歩」「倫理教育の欠けた『建築家』の濫(らん)造」などと批判、警鐘を鳴らし続けたが、それらの言葉が顧みられることはなかった。
番組では、住宅問題から建築家の社会責任まで、さまざまな建築の問題に誠心誠意向き合った前川の生涯と闘いの軌跡を追う。前川に深い共感を寄せる評論家の松山巌さんと共に、同時代を知る建築家達の証言を交えて代表的な建築を読み解きながら、日本の戦後史の中で建築が抱える問題を浮き彫りにする。
(text from NHK site)

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NHK教育 90min 2006-04-01 Air check by Sony Giga Video Recorder v4 Stereo (MPEG-1) --->C 0721





●ETV特集 「海峡を越えた問いかけ」 〜韓国ハンセン病患者の90年〜

ことし2月、韓国・台湾などの旧植民地におけるハンセン病回復者の補償要求に対し日本政府が法改正による救済案を提示、全面的な和解が成立することになった。ハンセン病補償法は、必要のない隔離政策を続けてきた国の責任を認めて2001年に成立したが、日本本土以外で隔離された人を対象に含めるかどうかは明記されておらず、2年前に韓国と台湾の患者が補償を求めて提訴。昨年10月の東京地裁判決では、韓国側の請求を棄却し、台湾側の請求を認めるという正反対の判決が出て、国の対応が注目されてきた。今回の法改正は、旧日本統治下での隔離患者に対して一人あたり一律800万円を支払うという全面和解案で、患者団体も受け入れを表明している。旧日本統治下でハンセン病患者はどのように扱われ、なぜいま補償要求が提起されたのか。韓国の場合を例に、医療の実態や訴訟の経緯、患者たちの現在、法改正が行われた背景などを追い、スタジオでの解説を交えて今回の和解案がもたらす意味を探る。
(text from NHK site)

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NHK教育 90min 2006-04-15 Air check by Sony Giga Video Recorder v4 Stereo (MPEG-1) --->B (mpeg1)





●ETV特集 「春は巡ってきたけれど…」 〜JR福知山線脱線事故・遺族の一年〜

JR福知山線脱線事故。107人が亡くなったあの事故からまもなく1年。NHKは、ある遺族に了承を得て、事故直後から、生活の変化、JRとのやりとり、そして心の軌跡を詳細に記録し続けてきた。兵庫県の新興住宅地に住む中村重男さん(48歳)は妻・道子さん(享年40)を亡くし、受験を控えた中三の長男、海里(かいり)君と2人残された。大阪市内で居酒屋を営む中村さんは、事故までは連日近くのマンションに泊まり込むほどの仕事人間だった。家事のことは一切、例えばゴミの出し方一つ分からない。最初の一ヶ月は、妻を失った悲しみよりも、息子と二人の生活を軌道にのせることに、中村さんはまさに必死だった。「まさか自分でこういうことを考えないといけないなんて。道子に怒られるだろうけど……」8月、海里君の携帯の留守電に道子さんの声が残されていたことが分かる。初めて聞く息子にあてた妻の声、中村さんは自分の知らない道子さんをもっと知りたいと、生前通っていたスポーツジムに入会する。「悲しいというより会いたい……」秋、海里君の成績が思うように伸びない。中村さんは一緒に漢字検定を受けることにした。漢字は海里君の苦手分野。「限界はありますけど、できることを一緒にやってあげたいと思う」今、親子は、二人三脚で受験に向け準備を進めている。こうした生活の一方で、中村さんはJRとの交渉にも追われるようになる。遺族との交渉は、マスコミ非公開を原則とするJRだが、中村さんが記録を希望したため、撮影を了承した。娘の死を無駄にしたくないと被害者の会「4・25ネットワーク」を結成した道子さんの実母、藤崎光子さん(66歳)とともに、事故原因の解明を目指しJRとの話し合いを続けている。しかしその溝は、1年近くたった今も、埋まってはいない。
(text from NHK site)

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NHK教育 90min 2006-11-00 Air check by Sony Giga Video Recorder v4 Stereo (MPEG-1) --->B (mpeg1)





●ETV特集 シリーズ・アジアと明治日本

第1回 「岡倉天心 〜アジア100年の旅」

「もしも我が国が文明国となるために、身の毛のよだつ戦争の栄光に依らなければならないとしたら、我々は喜んで野蛮人でいよう。」岡倉天心の『茶の本』が出版されてから2006年で100年になる。
 「アジアは一つ」(『東洋の理想』)という天心の有名な言葉は、その死後、大東亜共栄圏を思想的に支える言葉として軍部・政府によって利用され、戦後、 天心は危険思想家と目されたこともあった。しかし今、その天心の思想を再評価する機運が高まっている。グローバル化の嵐が吹き荒れ、テロリズムが横行する 現在の世界にあって、植民地主義に抗して平和思想を模索した天心が、新たな光を発しているからである。天心の思想は、その子孫たちによって、脈々と引き継がれてきた。『父天心』を著し、その実像を後世に残した息子の一雄。東西冷戦の時代にあって、国際政 治学者として非同盟運動の研究をリードした孫の古志郎。やはり国際政治学者としてイスラムの研究にたずさわり、9・11後の世界情勢に積極的な発言を行っ ているひ孫の徹志。そしてやしわご(ひ孫の子)の禎志(ただし)は、写真家として活躍。今年、中国・インドに天心の足跡を訪ねる旅に出た。天心は、1893年、中国奥地を 5か月に渡って歩いた。詳細な旅行日誌をつけ、東京美術学校の早崎梗吉を同行させ写真にも記録した。五浦の天心記念美術館には、撮影場所・日時不明のまま ガラス版ネガが眠っている。今回、禎志は美術館からこれまで未公開だった写真の現像・閲覧の許可を特別に得た。100年の時を超えよみがえる天心の見た中国。禎志は写真がどこでどのように撮られたのか、中国でできる限り解明したいと考えている。それは父祖・天心の感動を追体験する旅であり、同時に天心の思想をね じ曲げ、日本が戦争へと突き進んだ歴史を直視する旅でもある。
 天心〜一雄〜古志郎〜徹志〜禎志、岡倉家五代の100年とは、それぞれの時代の中で、強国の暴力に抗する思想を模索し続けた100年である。番組では禎 志の旅を縦軸に据え、近代日本の分岐点を生きた天心の思想とその系譜を岡倉徹志氏が語る。近代以来、戦争を挟み今日まで続く“アジアと日本”という問題を 考えていく。
(text from NHK site)

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NHK教育 90min 2006-05-06 Air check by Sony Giga Video Recorder v4 Stereo (MPEG-1) --->B (mpeg1)





●ETV特集 「もういちどつくりたい」 〜テレビドキュメンタリスト 木村栄文の世界〜

木村栄文、通称エイブンさん71歳。70年代から、次々と斬新なテレビドキュメンタリーを発表、テレビ界に一大旋風を巻き起こした福岡の民放、RKB毎日の元ディレクターだ。
 ドキュメンタリーは創作だ――。そういってはばからないエイブンさん、あえてドラマの手法を取り入れた「苦海浄土」など毎年話題作を発表、芸術祭の大賞をはじめテレビの主な賞を総なめにし、テレビ界の革命児と称されるようになる。現実と虚構を交錯させながら、現代社会と人間の深奥に迫る独特の世界に、多くのドキュメンタリストが影響を受けた。
 そのエイブンさんに11年前、苦難が襲いかかった。難病パーキンソン病にかかり、身体が動かず、声も出なくなったのだ。妻のサポートなしには、日常の生活もままならない。しかし、その中テレビへの思いはかえって募っている。もういちどドキュメンタリーをつくりたい――。エイブンさんは、再び現場に復帰するため、最新の治療法を受けることを決意する。
 番組では、妻との闘病生活の中、再び新作に取り組むエイブンさんの日々に密着。その執念を支える独特の表現世界に迫りながら、時代を駆け抜けた一人のテレビマンの生き様を描く。
(text from NHK site)

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NHK教育 90min 2006-06-03 Air check by Sony Giga Video Recorder v4 Stereo (MPEG-1) --->C 0984





●ETV特集 「がんと向き合う」 〜緩和ケア最前線〜

再発・進行がんと向き合う患者・家族を支える医療の柱となるのは、がんの苦痛をとる緩和ケアだ。この程成立した「がん対策基本法」にも「がん診療連携拠点病院での緩和ケアの充実」が盛り込まれている。実は、日本ではこれまで、緩和ケアは、がんの治療手段がなくなった段階でのみ受けるもの、物理的に痛みをとる消極的な医療、と誤解されてきた。しかし、国際的には、治療と並行して実践され、患者に治療への希望も与えるものであることが常識になっている。そして、日本でも「治療と並行して提供される緩和ケア」を実践する医療機関が登場しつつある。その先頭を行く、癌研究会附属有明病院。去年、東京臨海副都心に移転したのを機会に、緩和ケアの専門の病棟と外来をつくり、高度ながん治療と、心身の苦痛を取り除く緩和ケア、二つの医療に同時進行で取り組み始めた。日本でもっとも歴史のある、がん専門病院が、がん治療一辺倒から大きく方針を変えた。番組では、再発・進行がんの患者たちが緩和ケアに支えられ病気と向き合う気力を取り戻していく日々を取材。変わり始めたがん緩和ケアの最前線を伝える。ま た緩和ケアを実践する医師、地域でがん医療に取り組む医師、そして患者の3者が語り合う。緩和ケアを軽視してきた日本の医療現場の課題を考え、心や身体に苦痛を持つ再発・進行がんの患者と家族を、医療がどう支えていくべきか掘り下げていく。

<出演者>
鎌田實さん(諏訪中央病院名誉院長)
仁科亜季子さん(女優)
向山雄人さん(癌研有明病院緩和ケア科部長)
(text from NHK site)

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NHK教育 90min 2006-09-23 Air check by Sony Giga Video Recorder v4 Stereo (MPEG-1) --->E (mpeg1)





●ETV特集 「中国映画を支えた日本人」 〜“満映”映画人 秘められた戦後〜

中国で映画が誕生してから100年目の去年12月、戦後の中国映画の基礎を築いた日本映画人たちの存在が公にされた。彼らは、かつて東洋一の規模と最先端の映画技術を誇っていた国策会社、満映(満州映画協会)所属の映画人たちであった。敗戦とともに中国共産党の支配下に入った満映では、およそ200名の映画人が、新しく設立された東北電影制片廠に参加する。中国側とのさまざまな対立や逆境を乗り越え、映画人たちは蓄積されたノウハウを「人民映画」の制作に注ぎ込む。その協力関係は1953年まで続き、制作された映画は30本に上ったが、中国社会においては長い間その事実が公にされることはなかった。当時、安芙梅の名前でほとんどの作品を編集した岸富美子(85歳)さんは去年、久しぶりに中国の土を踏んだ。映画100年を記念して建てられた「中国電影博物館」のオープニング式典にただひとり日本人として招待されたのだ。自分たちがやったことは戦後の中国社会と映画界にどんな意味を持ったのか。岸さんは、交流のあった中国の映画人や、東北電影ゆかりの地を訪ね、対話を重ねた。番組では、岸さんの中国訪問や、生き残っている日中双方の映画人の証言、日本未公開の作品(35ミリからハイビジョンに変換)、東北電影の活動を記録した未公開フィルムなどを駆使しながら、数奇な運命をたどった映画人たちの戦後のあゆみを掘り起こす。
(text from NHK site)

<受信障害により映像全体に軽い白メダカノイズあり>
NHK教育 90min 2006-09-30(2006-06-10の再放送)
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●ETV特集 「椎名誠の絵本を旅する」

年間1300冊以上出版されたり世界的にも珍しい絵本博物館が30もあったりして、日本は今絵本ブームである。全国で絵本の「読み聞かせ」がさかんに行われている。そのきっかけは1956年にさかのぼる。月刊絵本「こどものとも」が誕生したのだ。欧米の翻訳もの一辺倒に反発して、「日本の絵本作り」を目指したのだ。以来50年、絵本は進化してきた。加古里子、五味太郎、長新太ら新しい才能を発掘し育ててきた。科学絵本やナンセンス絵本など多彩な絵本が生まれた。絵本好きと知られる作家・探検家の椎名誠が絵本の魅力とは何かを探るため、作家五味太郎やピアニスト山下洋輔らと語り合う。最後に、絵本のもつ力ということを脳学者茂木健一郎と、たき火を囲んで対談する。
(text from NHK site)

<受信障害により映像全体に軽いノイズあり>
NHK教育 90min 2007-01-03(2006-10-14の再放送)
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●ETV特集 「学校が変わる 子どもが変わる」 〜民間人校長・4年目の挑戦〜

教育改革で全国各地に民間人校長が誕生したのは、平成13年。その中で、最も注目される成果をあげているのが、元 リクルートのビジネスマン・杉並区立和田中学校校長、藤原和博(50歳)さんである。藤原さんは、独自の「よのなか科」を突破口に、これまでの学校教育に 風穴を開けてきた。その特徴は、(1)新しい授業スタイルに教師を巻き込みその意識を改革する、(2)学校が軸になり地域の人材を発掘・組織化する、(3)教職志望の学生たちのグループを活用する、の3つだ。特に「よのなか科」は、教科書の知識と現実の社会の懸け橋となる授業として評価され、毎週の授業には100人近い見学者がある。番組では、「よのなか科」の授業で生徒たちがみずから考える力を獲得してゆくプロセスを軸に、過去3年間にわたって記録してきた。当初、教師たちが戸惑うなかで藤原改革にいち早く反応したのは、地域の保護者たちだった。学区制を原則廃止した杉並区で、3年前169人だった生徒の数が、今年4月の新学期には、 300人に達したのである。3年にわたる授業の記録を軸に藤原流教育改革の軌跡を描く。
(text from NHK site)

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NHK教育 90min 2006-11-04 Air check by Sony Giga Video Recorder v4 Stereo (MPEG-1) --->C 0588





●ETV特集 「金もうけ悪いことですか」 〜あの人が答える“働く”ということ〜

ヒルズ族やセレブに過剰な焦点が当たった結果、若い世代には「楽して金もうけ」へのあこがれが一気に広まっている。一方で、働くことに意味が見いだせないニー トやフリーターが増加。また、格差は拡大の一途をたどり、中高年もリストラやグローバル化の波にさらされ、日本中で、「働くことの価値観」が大きく揺れている。勤労感謝の日を翌週に控えた11月18日のETV特集は、各界で活躍する著名人にインタビュー、「お金を得ること」、そして「働くことの意味」について、みずからの経験と考えを語ってもらう。

出演者: 山田洋次(映画監督)、三木谷浩史(楽天社長)、村上隆(アーティスト)、
木山啓子(国際協力NGO「JEN」事務局長)、玄秀盛(新宿歌舞伎町“駆け込み寺”所長) ほか
(text from NHK site)

<受信障害により映像全体に軽いノイズあり>
NHK教育 90min 2007-01-03(2006-11-18の再放送)
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●ETV特集 「スクールカウンセラーが見る子どもたちの心」

少年少女による殺人事件が相次ぎ、親も教師も“子ども”をとらえきれないでいる。そんな時代に、学校現場で子どもの心の問題に取り組んでいるのが、「スクールカウンセラー」だ。この制度が始まってから今年で10年あまり。当初は“いじめ”や“登校拒否”への対処が最大の課題だったが、いま、問題なのは、複雑化する子どもの心の闇にどう向き合うかだという。

スクールカウンセラーを務める高橋哲さんによれば、“いじめ”や“非行”もこの10年で大きく様変わりしたという。

──「“いじめ”は、ブログなどにクラスメイトの盗撮写真を無断で載せてひぼう中傷するなど、教師の想像を超える冷徹なケースが増えている。“非行”は、 かつては親や大人の価値観にきっ抗したいという「思春期」的な理由が多く見られた。しかし、今は、“解離”反応が見られる。学校や家庭において過度のストレスを受け、そのストレスが問題行動につながっているケースが多い」──

熊本県の岡崎光洋さんは、10年間、500ケースに及ぶカウンセリングから、子どもの問題の多くが、親に起因すると考えるようになった。「親が幼くなっている。」岡崎さんはいま、子どもや教師だけでなく、親のカウンセリングに力を入れている。岡崎さんが分析する親の変化の特徴は3つ。「過干渉」、「言いなり」、「養育放棄」。

この10年間、子どもたちの心はどのように変化したのか。番組では、スクールカウンセラーの現場から子どもたちの“今”と、そこに映し出される親子関係や社会の変化を見つめる。
(text from NHK site)

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NHK教育 90min 2006-12-09 Air check by Sony Giga Video Recorder v4 Stereo (MPEG-1) --->D 0999








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