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●サイエンスZERO 「感染爆発を防げ 新型インフルエンザ」

 去年タイやベトナムなどアジア各地で猛威をふるい、日本でも山口や京都で発生した「鳥インフルエンザ」。この新しいタイプのインフルエンザが、近い将来人間の間で爆発的に流行することが懸念されている。厚生労働省の試算によれば、新型インフルエンザが流行した場合、日本だけで2500万人が感染し17万人が死亡するという。インフルエンザはこれまで「スペイン風邪」「香港風邪」「アジア風邪」など新しい型のウイルスが出現するたびに世界的な大流行を起こしてきた。人間の体に免疫がなく、ワクチンも新型ウイルスには効果がないためだ。さらに今回の鳥インフルエンザは、従来のウイルスが呼吸器や腸などの限られた細胞でしか増殖できないのに比べて、全身の細胞で増殖できるためきわめて高い毒性を持ち、一度流行すれば大きな被害をもたらすと考えられている。現在、世界各地で鳥インフルエンザの監視体制が敷かれ、人間の間で感染する能力を得る可能性や鳥インフルエンザを予防するためのワクチン開発などが研究されている。番組では、鳥インフルエンザを監視し、大流行を防ぐための研究の最前線を紹介する。
(text from NHK site)

<受信障害により映像全体に、ごく軽いノイズあり>
NHK教育 45min 2005-01-15 Air check by Sony Giga Video Recorder v4 Stereo (MPEG-1)





●サイエンスZERO 「マグマの動きを探れ」 〜噴火予知最前線〜

 日本は108の火山がある「火山列島」として知られ、現在も浅間山や三宅島で活発な活動が続いている。こうした中、火山による災害を防ぐために噴火を予知する研究が近年急速に進められている。
 噴火予知のポイントは、地下のマグマの動きをとらえることにある。マグマは火口に現れるまでの間に、地震を起こしたり山の地形を変えたりするが、こうした動きを地震計やGPSでとらえ、マグマがいつ火口から噴出するかを予知しようというのだ。9月にはじまった浅間山の噴火では、GPSのデータから噴火につながる地形の変化を捕らえることに成功。また地震計による観測から、3秒程度の周期で揺れる地震が噴火直前のマグマの様子を表している可能性が明らかになってきた。
 さらに雲仙普賢岳では、地下を掘って地中のマグマを直接採取するプロジェクトもはじまっている。去年7月、世界で初めてマグマを直接採取することに成功。マグマの道が数多く枝別れしている様子など、マグマが火口に姿を現すまでの振る舞いも解明されてきた。最新の観測機器を使った火山研究の最前線に迫る。
(text from NHK site)

<受信障害により映像全体に軽いノイズあり>
NHK教育 45min 2005-01-22 Air check by Sony Giga Video Recorder v4 Stereo (MPEG-1)





●サイエンスZERO 「海底下7000メートル 地球深部を探る」

 今年4月、最新鋭の深海探査船「ちきゅう」が完成する。「ちきゅう」は世界15カ国が参加する統合国際深海掘削計画で海底下7000メートルを掘削し、海底から地下のマントルまでの間の地層を調査する。
 このプロジェクトのねらいは3つ。ひとつは、海底の堆積物を調べて過去の地球環境を明らかにすることだ。すでに先行している北極海の調査では、地中に堆積したプランクトンの調査から、氷河期がはじまった時期が従来の説より4千万年近く早かったことが明らかになっている。また海底の岩盤層を調べることによって、地震や津波のメカニズムを詳しく分析し、さらには予知にもつなげることも計画されている。そしてもう一つが地殻内生命の探索だ。海底下の地殻内部にいる微生物は、硫黄などを食べ物とする原始的な生物で、地球にはじめて登場した生物と共通点が多いともいわれる。
 番組では、完成間近にせまった探査船「ちきゅう」が担う国際プロジェクト「深海掘削計画」の全貌に迫る。
(text from NHK site)

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NHK教育 45min 2005-01-29 Air check by Sony Giga Video Recorder v4 Stereo (MPEG-1)





●サイエンスZERO 「人工知能で名人を超えろ」

人工知能の研究の中で、将棋やチェス、囲碁などの「ゲームプログラム」は人間の論理的思考を分析する分野。チェスではすでにコンピューターが人間をしのぎ、さらに複雑な将棋でも10年以内には名人を倒すソフトが生まれるといわれるなど、近年めざましい進歩を遂げている。
 その原因は、コンピューターの計算能力の向上に加えて、人間の思考や経験を様々な形でプログラムに取り入れていることにある。将棋ソフトの開発では、プロ棋士の過去の対局を100万通り以上記憶させて読みの量を省略したり、駒の損得や働きなどを点数化し形勢を判断したり、さらには古くから語り継がれてきた「格言」を取り入れて指し手を選ぶなど研究が進められている。
(text from NHK site)

<受信障害により映像全体に軽いノイズあり>??
NHK教育 45min 2005-02-05 Air check by Sony Giga Video Recorder v4 Stereo (MPEG-1)






●サイエンスZERO 「探査機着陸 土星衛星タイタンの素顔」

 1月14日、土星の衛星タイタンに探査機「ホイヘンス」が着陸。タイタンは地球から12億キロメートルの彼方にあり、人類の歴史の中で最も遠い星への着陸となった。太陽系の衛星で唯一厚い大気を持ち、さらに表面には海が広がっていると考えられていたタイタンは40億年前の地球の姿に似ているといわれ、今回の探査で生命誕生の謎を解くヒントが得られるのではないかと期待されている。
 探査は、ホイヘンスがタイタンの大気に突入しパラシュートを開いて地表に到着するまでの3時間の間に行われた。降下しながら周囲の様子を撮影し音声も録音、さらに気圧や温度、大気の成分を測定する装置などを使って測定したデータが次々に送られてきた。
 写真にはタイタンの表面の様子が克明に映し出されていた。山や丘陵地帯をもつ起伏に富んだ地形は、地球の姿によく似たものだ。また、地球の水循環と同じように、タイタンではメタンの雲が雨を降らせ、液体のメタンが川や海を形作り再び蒸発する循環が起きている可能性が高いことがわかった。他にも様々な観測機器で集められたデータが現在解析され、タイタンの全貌が明らかになろうとしている。
 タイタン探査の最新情報を紹介し、生命の起源を探る研究の最前線に迫る。
(text from NHK site)

<受信障害により映像全体に軽いノイズあり>
NHK教育 45min 2005-02-15(2005-02-12の再放送)
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●サイエンスZERO 「アルツハイマー病 早期発見に挑む」

 国内に60万人以上の患者がいるといわれるアルツハイマー病は、初期の段階では物忘れとの区別がつきにくく、正確に診断することが難しかった。
 そこで鳥取大学では、脊髄液中の「タウ」と呼ばれるタンパク質を測定することで、アルツハイマー病の発症を2、3年前に85パーセントの確率で診断する方法を開発した。「タウ」は脳の神経細胞に蓄積し、その細胞を破壊するアルツハイマー病の原因物質だ。 
 また埼玉医科大学では、脳の短期記憶に関わる部位の血流低下がアルツハイマー病の発症につながることを明らかにし、これまで診断できず見逃されていた患者の早期診断に成功している。
 さらにアルツハイマー病の進行を遅らせ、生活を豊かにする目的で、薬物療法や音楽療法によって脳の血流を増加させる試みも進められている。
 最先端の研究を通してアルツハイマー病予防の可能性を探る。
(text from NHK site)

<受信障害により映像全体に軽いノイズあり>??
NHK教育 45min 2005-02-22(2005-02-19の再放送)
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●サイエンスZERO 「絶滅危惧種はなぜ増える」 〜忍び寄る化学物質汚染〜

ライオンやゴリラ、パンダなど多くの動物たちが絶滅の危機に立たされている。その数はおよそ1万5千種。しかもこの1年で3000種があらたに絶滅危惧種に加えられた。その原因のひとつが、DDTやPCB、ダイオキシンなどの化学物質だ。これらの化学物質は分解されにくく、一度環境中に放出されるとその量が半分になるまでに数千年以上かかるものもある。そのため、現在は使用を禁止されている化学物質がいまだに野生動物から高い濃度で検出される。特に影響をうけやすいのは食物連鎖の上位にいる動物たちだ。国内の調査では、イヌワシの体から化学物質が検出され、繁殖率の低下を引き起こしている可能性があることが明らかになった。さらにこうした化学物質は動物だけでなく、人間の胎児にも蓄積されていることが千葉大学の調査でわかってきている。過去に使われた化学物質が生物に蓄積し、動物の繁殖に時限爆弾のように影響を及ぼしはじめている現状を伝える。
(text from NHK site)

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NHK教育 45min 2005-03-05 Air check by Sony Giga Video Recorder v4 Stereo (MPEG-1)





●サイエンスZERO 「遺伝子タイプで選ぶ治療法」

人間の遺伝子の塩基配列は99.7パーセントが共通だが、0.3%に個人差がある。この違いが肌や目の色、血液型、お酒に強いかどうかなどの体質を決めている。こうしたDNAの個人差をあらかじめ調べて、病気の治療に生かしていく「オーダーメイド医療」が本格的に始まろうとしている。
 肥満治療の現場では、カロリーを消費しにくい遺伝子を持つ患者を調べて、より厳しいカロリー制限をすることで、治療の成果をあげている。自分の遺伝子タイプを知ることで患者も納得して治療を受けられる効果もあるといわれる。
 また薬を飲んだときに実際に効果があるかどうか、あるいは副作用が出るかどうかも、遺伝子を調べることであらかじめわかるようになってきた。結核の治療に使われるイソニアジドという薬では、薬が良く効くグループ、効かないグループ、そして効き過ぎて副作用が出てしまうグループにわけて投薬量を調整することで、治療の効果をあげられるようになってきた。遺伝子研究の急速な進展によって実用化が進む「オーダーメイド医療」の最前線に迫る。
(text from NHK site)

<受信障害により映像全体に軽いノイズあり>??
NHK教育 45min 2005-03-12 Air check by Sony Giga Video Recorder v4 Stereo (MPEG-1) --->G 0118





●サイエンスZERO 「ニセ札を防げ 偽造防止技術最前線」

 去年国内で発見された偽札はおよそ2万5千枚。98年の807枚と比べるとおよそ30倍だ。パソコンや
スキャナー、プリンターの高性能化でその数は毎年急速に増え続けている。
 偽造を防ぐために去年11月に発効された新紙幣には、微細な凹凸の上にインクを乗せて、傾けた時だけに浮かび上がる「潜像模様」や、立体的な画像が浮かび上がる「ホログラム」、。「すき入れバー」という新しい透かし技術など、最先端の偽造防止技術が使われている。
 また自動販売機などで偽札を防止するための技術も開発されている。インクに含まれている磁気を測定する技術や、お札の図柄の明暗を特殊な光で感知する技術などの研究が行われている。
 高度化する偽造に対抗するために生まれた偽造防止技術の最前線を追う 。
(text from NHK site)

<受信障害により映像全体に、ごく軽いノイズあり>
NHK教育 45min 2005-03-19 Air check by Sony Giga Video Recorder v4 Stereo (MPEG-1) --->G 0407





●サイエンスZERO 「脳神経再生に挑む」

脳こうそくや交通事故で傷ついた脳を元通りにもどせるかもしれない、そんな期待をこめた研究が進められている。失われた神経細胞を再生させて脳の機能を取り戻そうというものだ。
 脳や脊髄などを形作る神経細胞は、一度傷つくと再生することが難しいと考えられてきた。しかし、神経細胞のもとになる「神経幹細胞」が人間の大人の脳にもあることが発見され、再生への可能性が開けてきた。
 さらに、脳を再生する有力な方法の一つと考えられているのが、骨の中にある骨髄液から「骨髄細胞」を取り出し、これを体内に再び入れるという方法だ。札幌医科大学のチームは、体内に入った骨髄細胞が神経幹細胞に変化し、脳を再生させる働きを持つことを明らかにした。動物実験では、記憶や運動能力も回復することが確かめられ、人間での臨床試験も準備が整った状態だ。
 ここ数年で一気に進み始めた最先端の脳再生研究を紹介する 。
(text from NHK site)

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NHK教育 45min 2005-03-26 Air check by Sony Giga Video Recorder v4 Stereo (MPEG-1) --->G 0032





●サイエンスZERO 「惑星発見 第2の地球を探せ」

私たちが住む地球に似た惑星を太陽系の外に探すプロジェクトが本格化している。すでにアメリカとヨーロッパなど世界各地のチームが150個の太陽系外惑星を発見。日本の国立天文台のチームも4年前から探査を開始し成果をあげている。
 太陽系の外にある惑星は、恒星と比べて発する光が弱く、直接撮影することはできない。しかし
1980年代、公転する惑星の重力による恒星の軌道の揺らぎをとらえる方法が確立され、次々に太陽系外の惑星を見つけることができるようになった。これまでに確認されている太陽系外惑星は、恒星のごく近くの軌道を猛スピードでまわる惑星や、長大な楕円軌道を持つ惑星など、想像を絶するものばかりだ。
 さらに、去年7月アメリカのチームが比較的地球に似ていると考えられる岩石の惑星を発見。
データを解析した結果、生命が誕生している可能性があることもわかってきた。
 地球に似た惑星を発見しその誕生の謎に迫ろうとする研究の最前線を追う 。

[ カオリンとまなべ ]

◎ティラノサウルス
6800万年前に栄えたとされるティラノサウルス。アメリカ・ノースカロライナ州立大学の研究チームが太ももの骨から血管や細胞を見つけたという発表があった。恐竜の生態解明への大きな進歩が期待される。

(text from NHK site)

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NHK教育 45min 2005-04-09 Air check by Sony Giga Video Recorder v4 Stereo (MPEG-1)




●サイエンスZERO 「生物発生のメカニズムを医療に生かせ」

精子と卵子の受精からはじまる「生命」。一つの受精卵が分裂し、心臓や筋肉などに分化していくプロセスは、長い間生物学の大きな謎とされてきた。しかし今、その謎が次々と解き明かされようとしている。
 アフリカツメガエルというカエルでは、「アクチビン」と呼ばれるタンパク質によって、細胞がどの組織に分化するのかが決まることがわかってきた。アクチビンの濃度を調整することで、心臓や筋肉を試験管の中につくりだすことさえ可能だ。
 ヒトでは、ほとんどの細胞へと分化させることができるES細胞(胚性幹細胞)の研究が本格化している。筋肉や神経などの細胞が作り出されることが確かめられ、またサルをモデルとした研究では、ES細胞から作り出した脳の神経細胞の移植治療にも成功している。
 一方、発生の初期段階を扱う不妊治療の現場では、ここ数年で新たな体外受精の手法が開発されている。母体内の環境にあわせた培養方法をとることで、受精卵を、より長い期間体外で培養することが可能となったのだ。
 生命発生のメカニズムに迫り、それを医療に生かそうとする研究の最前線に迫る。

[ カオリンとまなべ ]

◎オーロラのシミュレーション
スーパーコンピューターを使って、世界初のオーロラの再現に成功。太陽から飛んでくる電気を帯びた粒子が起こす現象を、地球全体にわたる広い範囲と原子レベルの極小範囲の両方を計算することで実現した。

(text from NHK site)

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NHK教育 45min 2005-04-16 Air check by Sony Giga Video Recorder v4 Stereo (MPEG-1)





●サイエンスZERO 「半導体レーザーが未来を開く」

レーザーを効率よく発生する「半導体レーザー」の登場で、これまで予想もされていなかった分野へのレーザーの応用が広がっている。
 半導体レーザーは、従来使われていた「固体レーザー」や「炭酸ガスレーザー」などと比べ装置が小さく低コストでしかも操作が容易だという特徴を持つ。これまでも商品のバーコードの読みとりやCD、DVDの記録や読みとりに活用されてきた。
 さらに今、新しい分野への応用が広がっている。そのひとつが建物などの構造物や動く対象物をレーザーで正確に測定する技術。光ファイバーの中にレーザーを通し、その波長のゆがみからトンネルなどの構造変化をとらえたり、雲や空気中のチリにレーザーをあててその動きを測定し気象予測につなげようというものだ。
 また医療や農業への応用も研究されている。ガン細胞を死滅させる「光線力学治療」の研究が進められ、植物の吸収しやすい赤い光を発して効率的に栽培する植物工場への応用も実用化が近いといわれる。
 半導体レーザー応用の最前線を描き、現代社会を支える最新技術に迫る。

[ カオリンとまなべ ]

◎目指せ!世界最速
未来新幹線ファステック360。営業運転としては世界最速の時速360kmを目指す。

◎熱帯のイソギンチャク発見
和歌山県沿岸の海で、熱帯産のフサヘリイソギンチャクが見つかった。温暖化の影響か?

◎夏に備えてヒートアイランド対策
東京都がヒートアイランドマップを発表。ビルの屋上緑化などの対策を検討している。

(text from NHK site)

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NHK教育 45min 2005-04-23 Air check by Sony Giga Video Recorder v4 Stereo (MPEG-1)





●サイエンスZERO 「がん転移の謎に迫れ 驚異の細胞接着物質」

科学技術の優れた業績におくられる日本国際賞。今年の受賞者の一人が細胞同士をくっつけている物質「カドヘリン」を発見した理化学研究所の竹市雅俊さんだ。カドヘリンの機能を解明すれば、がんや認知症などの治療に大きく役立つという。
 竹市さんが発見したカドヘリンは「細胞接着分子」と呼ばれ、細胞同士を接着させて組織を形作る働きを持つ。長い間その実態は不明だったが、竹市さんは、実験のなかで起こったある偶然の出来事がきっかけとなってカドヘリンの発見に至った。
 最近の研究によってこのカドヘリンが、がんの転移と深く関わっていることが明らかになってきた。がんが転移する時、細胞膜上のカドヘリンの働きが弱まり、その結果がん細胞がバラバラになる。そしてがん細胞は血液の流れに乗って体中に運ばれ、新たながん組織をつくる。そこで、カドヘリンの働きを取り戻すことでがんの転移を防ごうという研究が行なわれている。
 さらに神経細胞が結合しネットワークを作る際にもカドヘリンが働いていることがわかってきた。このメカニズムが詳しくわかれば、認知症などの原因不明な神経疾患の治療に役立つ可能性があるという。
 番組では、カドヘリンの発見秘話を再現映像で紹介し、カドヘリンの機能を解明し、さまざまな病気の治療に役立てていこうという研究の最前線に迫る。

[ カオリンとまなべ ]

◎わし星雲の新画像
NASAがハッブル望遠鏡打ち上げ15周年記念に公開したわし星雲。雲の中では星が次々に誕生している。

◎原始星をキャッチ
東京大学と国立天文台などのグループが、原始星の構造を捕らえた画像を発表した。

◎新型地球観測衛星
今年打ち上げ予定の地球観測衛星ALOS。世界最大級の衛星がつくば市で公開された。

(text from NHK site)

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NHK教育 45min 2005-05-07 Air check by Sony Giga Video Recorder v4 Stereo (MPEG-1)





●サイエンスZERO 「これが未来のテレビだ」

現在のハイビジョンテレビの16倍も微細な画像を見ることができる「スーパーハイビジョンテレビ」や、1秒間に100万枚もの高速で撮影できる超ハイスピードカメラなど、未来型テレビの開発が進められている。
 今年で創立75周年を迎えるNHK放送技術研究所では、5月26日から一般公開が行われ最先端テレビの研究成果が展示される。デジタル技術の進歩によって、これまで不可能だった技術が次々に実現しているのだ。声での質問にテレビが答えてくれる「エージェントシステム」では、番組の内容はもちろんそれに関連した情報も得ることができる。また災害時に携帯電話を通じて被害の規模や避難場所についての情報を送るサービスも計画されている。さらに22台のカメラを使って被写体を撮影し、あらゆる方向から見た立体映像を作り出す「任意視点映像システム」や、闇夜でも鮮明な画像が撮影できる「新スーパーハープカメラ」など、限りなく進化を続けるテレビの最新研究を伝える。

[ カオリンとまなべ ]

◎土星に新衛星
ハワイ大学の研究グループが12個の新しい衛星を発見、
土星探査機カッシーニも1個の衛星を発見し土星の衛星は合計47個となった。

◎紫外線克服のカギ発見
強い紫外線を浴び続けると傷ついてしまう遺伝子。
この度、理化学研究所などが紫外線で傷ついた遺伝子の修復メカニズムを解明した。

◎心臓再生への第一歩
慶応大学の研究グループが、マウス実験でES細胞から心臓の筋肉細胞をつくる方法を開発した。

(text from NHK site)

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NHK教育 45min 2005-05-21 Air check by Sony Giga Video Recorder v4 Stereo (MPEG-1)





●サイエンスZERO 「森の力を解き明かせ」

日本の国土のおよそ7割を覆う森林が環境にどんな影響を与えているのか。それを科学的に解明する取り組みが始まっている。森林総合研究所では、全国の試験林に高さ32mの巨大な塔を建て、森林への二酸化炭素の流入・流出量をリアルタイムで測定する方法を開発した。一方でコンピューターシミュレーションによる研究から、今後温暖化が進むと森林全体の二酸化炭素の吸収能力が減少する可能性があることが明らかになってきた。
 また筑波大学と防災科学技術研究所は、大型の降雨実験施設にヒノキなどの木を植えて大雨を降らせ、水の保持能力を調査。手入れの行き届いた森林ほど下草が豊富で、保水力が高いことがわかってきた。さらに林野庁は、森林が脳の興奮を鎮める「癒し効果」を持つことを科学的に解明しようとしている。最新の研究で次々に解き明かされる森林の多様な機能に迫る。

[ カオリンとまなべ ]

◎泡のシミュレーション
東京工業大学と日本原子力研究所が共同で開発したシミュレーションで、
液体が沸騰した時生じる気泡の動きがCGで再現された

◎スマトラ沖に島誕生
スマトラ沖地震の震源近くにあるニアス島。国土地理院が5月に発表した衛星写真では、
地震による地面の隆起で周囲におよそ10個の小さな島が誕生し、ニアス島自体の陸地の面積も広がったという。

◎オーロラに迫るミニ衛星
5月、JAXAで新型のオーロラ観測衛星INDEXが公開された。
今年の夏ロシアのロケットで打ち上げ、オーロラ発生のメカニズムを詳細に観測する予定だ。

(text from NHK site)

<受信障害により映像全体に、ごく軽いノイズあり>
NHK教育 45min 2005-06-04 Air check by Sony Giga Video Recorder v4 Stereo (MPEG-1)





●サイエンスZERO 「植物からプラスチックを作れ」

自動車や携帯電話、CDなど、今さまざまな製品に「ポリ乳酸」と呼ばれる植物プラスチックが導入されている。
 ポリ乳酸はトウモロコシなどのデンプンを発酵させてつくる高分子で、従来のプラスチックなみの強度を持つ一方、たい肥に混ぜて微生物の力で分解することができるのが特徴だ。さらに光合成で二酸化炭素を吸収した植物を原料とするため、燃やしても大気中の二酸化炭素が増えないというメリットもある。アメリカの大手穀物商社が15年前に開発し、現在も世界市場の大部分を占めている。これに対して日本の大手自動車メーカーでは、年間生産力1000トンの能力を持つプラントを建設し本格的なポリ乳酸の製造に乗り出した。サツマイモやサトウキビなどトウモロコシ以外の原料からも植物プラスチックを生産し、需要が伸びる植物プラスチックを安定的に供給していこうという試みだ。また九州工大では、生産コストを下げるため、生ゴミからポリ乳酸を製造する試みを行なっている。さらにはポリ乳酸を人体の中で分解するように加工した骨の接合材が実用化されるなど、ポリ乳酸を原料とする植物プラスチックの応用は大きく広がっている。新しい素材・ポリ乳酸の研究と実用化の最前線に迫る。

[ カオリンとまなべ ]

◎ロボットの家が完成
岐阜県各務原市、早稲田大学ワボットハウス研究所内。ロボットの様々な実験が行われる。

◎発進!かいこう7000
水深7000mまで潜ることができる無人探査機「かいこう7000」の運用が始まった。

◎ひまわり6号運用開始へ
今年2月26日に打ち上げられたひまわり6号。5月31日に試験映像の配信が始まり、6月中に運用開始の予定だ。

(text from NHK site)

<受信障害により映像全体に、ごく軽いノイズあり>??
NHK教育 45min 2005-06-11 Air check by Sony Giga Video Recorder v4 Stereo (MPEG-1)





●サイエンスZERO 「大津波の正体に迫れ」

去年12月26日に発生したインド洋大津波をきっかけに、今、津波の実態を解き明かし、被害を防ぐための新たな研究が進められている。神奈川県の港湾空港技術研究所では、大津波の後、世界で最大の人工津波を起こすことができる造波装置を使い、津波の性質や破壊力を探る実験を重ねている。また、日本の無人海底探査機がスマトラ島沖の海底を探り、大津波を生み出した地震によって作られた海底の巨大な亀裂を発見。津波発生の詳細なメカニズムを解き明かそうとしている。
 津波がなぜこれほどの大被害をもたらしたのかについても様々なことがわかってきた。津波は、高さが普通の波と変わらない場合でも、波の奥行きが大きいために極めて大量の水が押し寄せてくるが、海岸に立つ人の視点からは、その奥行きがわからず異常な波であることがなかなかわからない。また、津波が海岸に達すると、波の上部から崩れ落ち、その落下のエネルギーによって津波のスピードが急激に増すため、ますます逃げるのは困難になるという。
 こうした中、津波による被害を防ぐため、沖合に津波計を浮かべ、人工衛星を使って波の高さの変化を素早く知らせる早期警戒システムの試みも始まった。大津波の正体を探り、その対策に向けた研究最前線を描く。

[ カオリンとまなべ ]

◎星の残骸をとらえた
ハッブル望遠鏡が、大マゼラン星雲で重い質量の星が超新星爆発を起こしたあとの映像をとらえた。

◎危機を脱出!火星探査機
火星探査中のオポチュニティ。砂丘の砂に車輪がはまり動けなくなっていたところ、
5週間ぶりにようやく危機を脱出した。

(text from NHK site)

<受信障害により映像全体に、ごく軽いノイズあり>??
NHK教育 45min 2005-06-18 Air check by Sony Giga Video Recorder v4 Stereo (MPEG-1)





●サイエンスZERO 「イルカ・クジラ漂着の謎」

イルカやクジラは、音を使って地形などを詳しく判断する高度な能力を持っている。ところが、そのイルカやクジラが、湾に迷い込んだり海岸に乗り上げてしまう「ストランディング」と呼ばれる現象が、国内だけでも年間200件近くも起きていることが、日本鯨類研究所の調査でわかってきた。一度に多数のイルカやクジラが漂着する「マスストランディング」も何度も起きており、注目を集めている。
 最近の研究で、固有の海岸地形では、音波による優れた探知能力が発揮できず、マスストランディングが起こりやすくなるらしいことがわかってきた。また、東京大学海洋研究所の調査では、仲間と強い結びつきを持つ、イルカやクジラの社会性がストランディングの被害を広げていることがわかってきた。
 なぜ、イルカやクジラが相次いで漂着するのか?最新の研究から、その謎に迫る。

[ カオリンとまなべ ]

◎ついに発見?地球型惑星
これまで発見された惑星はガス惑星がほとんどだとされていたが、
今回発見された惑星は岩石でできている「地球型」である可能性が高い。

◎救助ロボットの展示会
神戸で行われた救助ロボットの展示会。災害発生時に活躍する様々なロボットが展示された。

◎地球化学図 環境賞受賞
どの様な元素が多いのか地域ごとに表した地球化学図。
初めてとなる日本全国の化学図を作成した産業技術総合研究所に環境賞が贈られた。

(text from NHK site)

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NHK教育 45min 2005-06-28(2005-06-25の再放送)
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●サイエンスZERO 「ヒートアイランド現象を防げ」

年々深刻化する「ヒートアイランド現象」。冷房機器の排熱や生産活動によるエネルギーの大量消費によって、都市部で郊外よりも気温が高くなる現象だ。さらに、都市では緑が少なく地表の大半がコンクリートやアスファルトで覆われているため、水分の蒸散が少なく、異常な暑さをもたらす原因になっている。首都大学の研究では、日中、関東北部にあった熱気が、風向きの変化によって明け方には東京上空に集まり、熱気のドームがすっぽりと都心を覆って熱帯夜をもたらすメカニズムがわかってきた。こうしたヒートアイランド現象は、熱中症による深刻な健康への被害を増やすことも懸念されている。ヒートアイランドを生む大きな要因は、冷房の室外機などから空気中に放出される熱だ。近隣の排熱で暑くなると、さらにエアコンに頼る人が増える悪循環 が進む。こうした中、排熱を空気中ではなく、年間を通じて温度の安定した、地中や下水に捨てることでヒートアイランド現象を押さえ、冷房効率も高める 技術が生まれている。また、コンピューター・シミュレーションによって、ヒートアイランド化を防ぐ都市計画の研究も始まっている。最新の研究から、ヒートアイランド現象の実態を解き明かすと共に、その対策を探る。

[ カオリンとまなべ ]

◎NASA実験機世界記録認定
NASAが開発したX−43A。実験機の記録した速度マッハ9.6が、飛行機として世界最高記録と認定された。

◎マンモスのDNA解析
愛・地球博に展示中のシベリアのマンモス。細胞からDNA解析をしたところ、
アジアゾウと共通の祖先から進化したことが分かった。

◎すばる系外惑星を発見
すばる望遠鏡などがヘラクレス座の方向に灼熱の惑星を発見。今回は惑星の構造が推定され、注目を集めている。

(text from NHK site)

ノイズなし
NHK教育 45min 2005-07-09 Air check by Sony Giga Video Recorder v4 Stereo (MPEG-1)





●サイエンスZERO 「海の安全を守れ 海難防止最新技術」

去年日本で海難事故を起こした船舶は、2883隻と過去10年で最多となった。台風の上陸が相次いだことに加えて、船舶の大型化や外国船の増加が事故多発の要因と考えられている。特に、1日平均600隻の船舶が出入りする東京湾は、世界でも有数の船舶が密集する海域で、船どうしの衝突や座礁による原油流出事故などが発生している。
 そこで今、最新の科学技術で海の安全を守ろうとする取り組みが進められている。
その一つが、国内の主要港で導入が進んでいる、船舶の自動識別装置「AIS」だ。従来は、それぞれの船が無線連絡で互いを把握していたため、船名がわからない船や航路を外れている船に対して十分なコミュニケーションがとれず、事故の危険につながっていたが、AISを備えた船ならば即座に船名や位置情報などが共有されるため、海上交通の安全性が大きく増すと期待されている。また、船と陸上をブロードバンド通信で結び、衝突や座礁を防止するための支援を行ったり、機関の故障を陸上の専門家が診断したりするシステムも開発されている。海難事故防止のための科学技術の最前線に迫る。

[ カオリンとまなべ ]

◎エイズを防ぐ遺伝子群発見
近畿大学とミラノ大学の研究グループ。ヒトの22番染色体上に、
エイズ感染防止に役立っていると見られる遺伝子群を発見した。

◎レーザーの星でスッキリ観測」
今月6日、国立天文台と理化学研究所の研究グループが、レーザー光線で
人工の星を作ることに成功。大気の影響を計算し、星の観測画像を鮮明にするねらいだ。

◎ディープインパクト見事成功
今月4日、NASAはテンペル第一彗星に観測機を衝突させることに成功。
彗星の成分が明らかになるのではと期待される。

(text from NHK site)

<受信障害により映像全体に、ごく軽いノイズあり>
NHK教育 45min 2005-07-16 Air check by Sony Giga Video Recorder v4 Stereo (MPEG-1)





●サイエンスZERO 「実用化をめざせ 超電導開発最前線」

かつて「夢の技術」と呼ばれた超電導が、今、急速に実用化しつつある。超電導とは、ある種の金属やセラミックを極めて低い温度に冷やすことで、突然、電気抵抗がゼロになり、強力な電流をエネルギーロス無しで流し続けることができる技術だ。 全国の病院で画像診断に活躍しているMRI(磁気共鳴画像診断)装置は、超電導技術によって、コンパクトで強力な磁石が開発されたことで、一気に普及した。
 リニアモーターカーをはじめ、工場の非常電源として電気を蓄える電力貯蔵装置から、高性能な水質浄化装置まで、超電導が私たちの生活を大きく変えようとしているのだ。アメリカでは、相次ぐ大規模な停電を克服するため、老朽化した全国の送電網を、超電導送電線に切り替える国家プロジェクトがスタートしている。その実験線に使われようとしているのは、高い技術を評価されている日本製の超電導ケーブルだ。難解で縁遠い基礎科学と思われていた超電導が、私たちの暮らしに急接近している。
 その研究開発の最前線をわかりやすく紹介する。
(text from NHK site)

<受信障害により映像全体に軽いノイズあり>
NHK教育 45min 2005-08-06 Air check by Sony Giga Video Recorder v4 Stereo (MPEG-1)





●サイエンスZERO 「実現間近!“着るコンピューター”」

衣服などにコンピュータを組み込み、暮らしの様々な場面に役立てる「ウェアラブル(着られる)・コンピューター」の実現が目の前に来ている。運動の内容や心拍数を感知してアドバイスするスポーツウェアなど様々なものが試作されている。すでに造船や流通業界では実用化され、眼鏡型のディスプレイシステムを使って、情報をリアルタイムで共有し、効果的に作業が行われている。
 また東京大学の廣瀬研究室では、このウェアラブル・コンピューターを身につけて生活することで、その人の生活を記録する研究を行っている。カメラの映像やGPSの情報に加えて、脈拍を測定することで感情の動きまでコンピューター上に記録するものだ。将来的には人間の一生をコンピュター上に保存できるという。さらに奈良先端科学技術大学院大学では、こうして記録された「記憶」の映像データの中から、思い出したい記憶を自動的に検索する仕組みを研究しているのだ。5年後には私たちの身近に広く浸透するといわれるウェアラブルコンピューターの開発最前線に迫る。
(text from NHK site)

<受信障害により映像全体に、ごく軽いノイズあり>
NHK教育 45min 2005-10-00 Air check by Sony Giga Video Recorder v4 Stereo (MPEG-1)





●サイエンスZERO 「地下水が消える?ひそかに迫る水危機」

アメリカやインドの乾燥地帯の農業を支えている地下水。現在、その地下水が深刻な危機に直面している。食料増産のために大量の地下水を汲み上げた結果、世界各地で地下水が枯渇し、近い将来農業ができなくなる可能性があるのだ。アメリカ中西部では、日本の面積ほどもある巨大地下水脈が無くなろうとしている。
 日本も地下水の危機に無縁ではない。日本が大量に輸入する食料、たとえば小麦1キロを作るには2トン、牛肉1キロには20トンもの水が必要だ。こうした輸入される食料などの生産に使われている水は、「バーチャルウォーター」と呼ばれるが、「バーチャルウォーター」に注目すると日本は大量の水を食料の形で輸入する「水の大量輸入国」となる。
 水浪費型から節水型の農業へ限られた水資源を有効に使い、食料危機を防ぐことはできるのか。点滴灌漑システムなど地下水位の低下を食い止める最新の研究を交え、地中のなかでひそかに迫る地下水の危機を伝える。
(text from NHK site)

<受信障害により映像全体に、ごく軽いノイズあり>??
NHK教育 45min 2005-10-11(2005-10-08の再放送)
Air check by Sony Giga Video Recorder v4 Stereo (MPEG-1)





●サイエンスZERO 「快音をめざせ」 〜騒音対策最前線〜

騒音が溢れる現代社会。今、最新技術によって、これまでにない対策が始まっている。今回のサイエンスZEROは、その最新研究を紹介する。そのひとつが超音波スピーカー。指向性が極めて強く、必要な範囲にだけ音を伝えることができるものだ。既に寺院や博物館で用いられ、静かな環境を保つことに役立っている。さらに騒音そのものを打ち消してしまおうという実験も行われている。交通量が多い道路の遮音壁の上に特殊なスピーカーを並べ、騒音と同じ音を位相をずらして出すと、音が打ち消しあい小さくなるのだ。実験の結果、交通量が半分になったのと同じ効果があったのだ。一方、家庭では新たな騒音問題が発生している。家屋の遮音性が向上したため、外部からの音が減った反面、これまで気にならなかった家の中の家電製品などが新たな騒音源になっているのだ。密閉性が高い部屋では、こうした音が反響する残響時間が長くなり、赤ちゃんの泣き声など高い音を、人間が不快に感じやすくなる。住宅メーカーでは、音のストレス減らすために、防音材や遮音カーテンなど、様々な取り組みを始めている。そして家電メーカーでは、家電製品の音を減らすだけではなく、人間が気持ち良く感じる「快音」に変えようという新たな研究が進んでいる。音響シミュレーターと呼ばれる装置を用い、製品の設計の段階から、「快音」になるように形や構造を工夫するのだ。あるメーカーでは、掃除機に部品を工夫して、「快音」に変えることでヒット商品を生み出すことに成功した。音響シミュレーターの第一人者の中央大学教授の戸井武司さんを専門ゲストに迎え、騒音対策から、人間にとって心地よい快音をめざす最新研究を紹介していく。
(text from NHK site)

<受信障害により映像全体に、ごく軽いノイズあり>
NHK教育 45min 2005-11-15(2005-11-12の再放送)
Air check by Sony Giga Video Recorder v4 Stereo (MPEG-1) --->C 0094





●サイエンスZERO 「小惑星探査機はやぶさ」 〜世界初の挑戦 その舞台裏〜

地球からおよそ3億キロメートル彼方に浮かぶ小惑星イトカワの探索に、日本の探査機「はやぶさ」が挑戦した。小惑星に着陸し、表面のサンプルを採取して、地球に持ち帰ろうという壮大な試みだ。はやぶさには「自律航行システム」「イオンエンジン」など次世代に宇宙開発技術が詰め込まれている。しかし探査計画は、小惑星の想像以上の着陸の難しさ、相次ぐ機械の故障など様々な難題に見舞われた。二転三転する状況に、日本の宇宙科学研究者たちは総力を挙げて立ち向かったのだ。世界が注目した小惑星探査機はやぶさのミッションの全貌とその舞台裏に迫る。はやぶさが向かったのは3億キロ彼方にある直径わずか500メートルの小惑星イトカワ。実は、小惑星は太陽系の化石と呼ばれ、46億年前に誕生してからほとんど姿を変えていないものもある。そのため太陽系誕生の謎を解く重要な鍵になると考えられているのだ。はやぶさが小惑星から持ち帰るサンプルは、世界中の科学者たちが注目している。しかし構造や地形が詳しくわかっていない小惑星から、サンプルを持ち帰るにはこれまでにない工夫が必要になる。様々な実験のすえ、編み出されたのが金属の弾丸を撃ち込む方法だ。2年半に及ぶ旅の末に小惑星イトカワに到着したはやぶさ。しかし接近して捉えた姿は科学者の想像を超えていた。岩だらけのデコボコの表面。はやぶさが着陸するために必要な平らな地面がほとんど無いのだ。さらに姿勢制御装置の故障に見舞われる。こうして困難の中で挑んだ一回目の着陸では、高度17メートルまで降下したところで、予想もしていなかった事態が起こる。はやぶさに搭載された安全プログラムが危険を察知した結果、上昇と降下を行い不時着してしまったのだ。はやぶさが小惑星に滞在できる期間は12月上旬まで。これ以降は惑星の配置がずれてしまいはやぶさは帰還が難しくなる。タイムリミットが迫るなか、不眠不休の研究者たちの努力によってはやぶさは復活する。そして11月26日、いよいよ最後の挑戦に挑んだ。この時、研究者たちはひとつの決断をする。はやぶさの安全を確保するプログラムを大幅に修正し、あえて危険をおかしてでも着陸させるという決断だ・・・そして、はやぶさは見事に着陸したという通信が届いたのだ。しかし事態はさらに一転する・・・。さらに番組では、現在もはやぶさの地球帰還を目指して続けられている努力や、さらにはやぶさの画像が解き明かした小惑星の姿などを紹介していく。
(text from NHK site)

ノイズなし
NHK教育 45min 2005-12-17 Air check by Sony Giga Video Recorder v4 Stereo (MPEG-1) --->C 0611








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