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●NHK人間講座 「患者が主役」 〜命によりそう医療〜


鎌田 實 Kamata Minoru 医師 1948年生

東京医科歯科大学医学部卒業。1974年より諏訪中央病院に勤務し、地域医療に携わる。1988年から2001年まで同病院
院長。チェルノブイリ原発事故の救護活動にも参加し、ベラルーシ共和国フランチェスカ・スコリーヌイ勲章受章。
現在、諏訪中央病院管理者、諏訪看護専門学校校長、東京医科歯科大学臨床教授、東海大学医学部非常勤教授。著書
に『がんばらない』『あきらめない』『病院なんか嫌いだ』『生き方のコツ・死に方の選択』(以上、集英社)、『
命があぶない 医療があぶない』(医歯薬出版)、『ホスピス〜最期の輝きのために』(オフィスエム)ほか。



第1回 こんな医療があったらいいなあ
  医療事故が相次ぎ、医療不信が高まる中で、患者が主役の医療をめざして様々な試みに取り組み、地域を長寿の
里につくりあげたのが諏訪中央病院の医師 鎌田實さんたちの活動である。諏訪中央病院は、白樺の林に囲まれ、自
然と一体感をもった病院で、展望レストランや屋上庭園など、患者に対してやさしい心くばりをしている。医療をと
おして、日本を良くしたいと考えている鎌田さんが、どうすればあたたかい医療システムができるのか、医師との上
手なつきあい方などを伝える。


第2回 自分らしく生きる
  「はかないこの命を静かに抱きこむ いのちにいいいちにち」がんに見舞われながらも、その事態をあるがまま
に受容し、病状の変化でゆれる心を歌集にまとめた女性患者がいる。病に侵されても、医師の説明をもてして、治療
と生き方について自己決定し、限られた命を自分らしく生きたその女性の歌を紹介しながら、再期まで「自分らしく
生きる」ことを支える医療と患者とその患者の苦しみをやわらげる緩和ケアのあり方について伝える。


第3回 「健康に生きるコツ」教えます
  健康ブームで運動や健康食品に対する関心も高まっているが、健康とはどういう事なのか、については、あまり
考えられていない。たとえ病気を持っていても、その病と向き合いつつ、目的をもって生き生きと暮らしている二人
を紹介しながら、身体と心のバランスの中にある健康について考えていく。また、具体的に健康を維持する心がけと
して「血管を駄目にする七悪と血管を若返らせる三善」について鎌田さんが語る。


第4回 情報公開が命を守る
  医療への不安や不信が高まる背景に情報公開がきちんと行われないことがある。ハンセン病や薬害エイズ事件な
どでは、情報公開が十分に行われなかったために、人格を侵害したり、被害を拡大したりした、これまでの問題点を
考えながら、患者が主役の医療を実現するには医者は情報を公開し、患者は自分の病気について知る権利をきちんと
行使する必要があると鎌田さんは説く。


第5回 「医者を選ぶコツ」教えます
  現在、日本の医療に対して不信と不安を抱いている人は多い。それを解消するには、医師による情報公開と患者
の知る権利が確立される必要がある。そのために、重要になるのがインフォームド・コンセント(説明と同意)とセ
カンド・オピニオン(別の医師の意見を聞くこと)である。情報をよく知り、場合によっては別の医師の意見を聞く
ことの大切さを説きながら、良医にめぐりあうための十か条を鎌田さんが具体的に伝える。


第6回 チェルノブイリで学んだこと
  チェルノブイリ原子力発電所の爆発事故による放射能汚染の被害をうけたベラルーシ共和国。その医療支援に取
り組んできた鎌田さんは、逆にベラルーシの人から多くのことを学んだという。病に倒れながらも、甲状腺がんの子
どもたちのために奮闘した女医。我が子を失いながら奔走した看護士への感謝を口にする母。誠実に生きるベラルー
シの人々のエピソードを交え、生きることの意味について語っていく。


第7回 地域で命を支える
  長野県茅野市では、地域住民が主体的に様々な活動を行い、福祉や生涯学習で成果をあげている。「みんな同じ
空の下」というキャッチフレーズのもとに進められている住民の活動と、諏訪中央病院を核とする地域医療のネット
ワークなどについて伝える。


第8回 若者たちへ伝えたいこと
  命の大切さを若い人に伝えたい。鎌田さんは、昨年から全国の高校をまわって、自分の生い立ちや、出会った患
者の生きざまなどを語っている。アウシュビッツの強制収容所で、からくも生き残った人々の体験のなかから、日常
の生活を誠実に生きる事が命をまもる大切なものであると感じたという。自分を引きとって育ててくれた父親との和
解と、死別の過程も、命の重さと人間の素晴らしさを教えてくれるものだったという。

(text from NHK site)

NHK教育 25min 2004-06-16〜08-04(すべて2004-06-09〜07-28の再放送分を録画)
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●NHK人間講座 「茶のこころ 世界へ」


千 玄室 Sen Genshitsu 裏千家十五代家元・哲学博士 1923年生

京都生まれ。1946年同志社大学法学部経済科卒業後、ハワイ大学にて修学。1949年大徳寺管長後藤瑞巖老大師につき
得度、鵬雲斎玄秀宗興の居士名を受ける。1964年10月、十四代淡々斎宗室の跡を継ぎ、裏千家十五代家元となり宗室
を襲名。2002年12月に嫡男に家元を譲り、千玄室と改名。ハワイ大学歴史学部教授、京都学園大学名誉教授、中国・
天津商科大学裏千家茶道短期大学学長、モスクワ大学名誉教授。哲学博士。「一(いちわん)からピースフルネスを
」を掲げ、茶道文化使節として世界五十数か国を歴訪。1997年文化勲章、1998年レジオン・ドヌール勲章オフィシエ
(フランス)を受賞。


第1回 利休の茶の心 〜不易流行
 室町時代までの茶の湯を大成し、「わび草庵の茶」と呼ばれる現代の茶道の原型を築き上げた安土桃山時代の茶人
・千利休。「和敬清寂」の理想を掲げた利休は、茶室において帯刀を許さず、茶の前での平等を重んじて、人と人と
が互いに尊敬し合う関係性を説いた。四百年の時を越え、今もなお輝きを失せぬ利休の茶のこころについて、裏千家
十五世・千玄室が、利休の墓所である大徳寺聚光院を訪ね、一碗の茶を点てつつ語る。


第2回 祈りの茶 〜やすらぎ
 講師・千玄室が長年、献茶祭を取り仕切ってきた近江神宮を舞台に、太平洋戦争に到るまでの自身の半生を語り、
そこから見出した茶道の可能性について語る。玄室氏は、昭和19年、21歳のときに学徒出陣を経験した。海軍航空隊
で特攻隊員として出撃を待つ間、茶を点てて戦友や家族たちとの別れを惜しんだ経験は、戦後の、一(いちわん)の
茶で平和への道を模索するという活動の拠り所となった。命と平和と茶道の関わりを深く考える体験記。


第3回 世界の茶道(1) 〜茶道の国際性
 千玄室さんは、太平洋戦争から復員した後の昭和二十六年、初めてハワイ・ホノルルの地に降り立った。それから
半世紀に渡り、玄室さんは、互いを敬い合う精神を根底に据える茶道を、世界各地のあらゆる人々に伝え、そこから
平和の尊ぶ心を広めようと努めてきた。今回の番組では、ホノルルに有るハワイ大学を舞台に、玄室さんが自らの教
授体験を語り、世界各地の人々の茶道の受け止め方から、国境や民族を越えた茶の精神の普遍性を論ずる。


第4回 形と型 〜相と姿
 千玄室さんが、流祖・千利休以来、代々の家元が茶道の修練の場として守り続けてきた裏千家今日庵を舞台に、「
形」と「型」を体得するための稽古の厳しさ、尊さを語る。茶道の世界では、客を真心でもてなすために、露地の庭
木の葉一枚に到るまで清める。そして茶室では、洗練された無駄のない立ち居振る舞いや点前によって、客を心づく
しの一碗の茶へと導いていく。茶道における「形」を学ぶ事で得られる心の安寧を、体験記的に語る。


第5回 京の文化様相
 京都の文化には、茶の湯が大きな比重を占めている。千利休が完成させたのは、狭い茶室で主人と客が相対して一
服の茶を喫する「わび茶」。そこでは、茶碗、釜、茶入れなどの茶道具が重視され、芸術性ある茶道具を作る専門の
職人集団が登場する。千家十職と呼ばれる人々である。彼らは、茶の家元の好みの道具を作り、最高の技を伝えてき
た。そのことが今も京都を最高の水準を誇る伝統工芸の街としている。自らも茶碗を作る千玄室さんに茶の湯と京都
の文化の関係を語ってもらう。


第6回 京の伝統と創成
 1200年の歴史を持つ京都は、破壊と再生を繰り返しながら、日本の歩みを支え続けてきた。中世の応仁の乱では、
京都は焦土と化したが、自治意識に目覚めた町衆が立ち上がり、自分達で町を守り、祇園祭を復活した。明治維新で
は、都は京都から東京に移り大きな打撃をうけたが、京都の人々は日本最初の小学校を造り、近代化の基礎を築いた
。さらに琵琶湖疎水を建設、日本最初の発電所と市街電車を走らせた。茶の湯も伝統と創成の中から、人々の生活に
根づいた。京の文化を支えた歴史を話す。


第7回 茶と教育 〜「和」と「しつけ」を教える意義
 東京都新宿区にある裏千家・東京道場では、昨年から小中学生の親子を対象にした講座を開いている。講座では、
茶道の基礎となる礼儀作法と、簡単な茶の点て方を指導し、親子が互いに茶を点て合って語らう。長年、親子が一体
となって茶道を学ぶような「学校」の設立を念願してきた千玄室さんが、講座での体験を踏まえ、伝統的な日本の暮
らしに基づいた礼儀作法と、家族関係の在り方について語る。


第8回 世界の茶道(2) 〜茶道の未来像
 千玄室さんが、世界に茶道を広める出発点となり、平成十四年には、世界中の茶人を集めて茶会を行ったハワイ・
ホノルルを舞台に、茶道は今後どう在るべきか、次の世代に何を伝えるべきかといった話題について語る。ホノルル
の地で茶道を教え始めて五十年。既に茶道は、海外五十ヶ国以上で、それぞれの文化と同化しながら親しまれている
。将来、茶道の姿は変わろうとも、人間を思いやる心は普遍であるべきだというのが玄室さんの信念である。

(text from NHK site)

<受信障害により映像全体に軽いノイズあり>
NHK教育 25min 2004-08-11〜09-29(すべて2004-08-04〜09-22の再放送分を録画)
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●NHK人間講座 「人生・愛と美の法則」

美輪明宏 Miwa Akihiro 歌手・俳優 1935年生

長崎市生まれ。国立音楽大学附属高校中退。17歳でプロ歌手としてデビュー。1957年「メケメケ」、67年「ヨイトマ
ケの唄」が大ヒット。67年、劇団天井桟敷「毛皮のマリー」主演。68年、三島由紀夫「黒蜥蜴」主演。コンサートや
演劇活動を続ける一方、テレビ、ラジオ、雑誌などで幅広く活躍する。主な著書に「紫の履歴書」(水書坊)、「人
生ノート」(PARCO出版)、「天声美語」(講談社)、「愛の話 幸福の話」(集英社)、「地獄を極楽にする方法
」(主婦と生活社)など。


第1回 私の美の原点 ■ --->G 0086
 第1回は、幅広く精力的に活躍している美輪明宏さんの美意識を支えている原点はどこにあるか、について語る。
 昭和10年、長崎市に生を得た美輪さんは、「これより前に生まれても、これより後に生まれても今の私はなかった
」という。「ありとあらゆる“美しさ”があった長崎」によって育まれた美輪さんの美的感覚。美しいものを破壊し
尽した戦争の惨禍。詩人茨木のり子さんの詩、「わたしが一番きれいだったとき」の朗読も合わせて、美輪明宏さん
が生きた時代とその精神を縦横に語る。


第2回 日本人のこころを歌う ■ --->G 0480
 日本人は、世界でも希有なほど音に対する敏感な感性を持つ、と美輪さんは考える。その日本人のこころに響く歌
の力、音の力について語るのが第2回。
 小学校の頃からクラシックの声楽を勉強してきて親しんだ歌。美しい日本語で表現された、格調高く叙情的な歌、
「朧月夜」を例にとり、日本人にとって「歌」とは何かを語る。また、流行歌「アカシアの雨がやむとき」を例に、
曲の背景をいかに読みとり歌うか。歌を多角的に光をあて解釈し、自らの人生体験と情念を重ねて「歌う」表現とは
何か、についても考える。


第3回 色の持つ威力 ■ --->G 0747
 40年近くも前から版を重ねてきたロングセラー、美輪さんの自伝、「紫の履歴書」。タイトルに記された紫は、美
輪さんにとり格別に思いの深い色である。それは何故なのか。紫色の背後にどんな個人史が秘められているのか――
―。
 紫色と共に、美輪さんが好きな色は玉虫色。その玉虫色で思い出す、美輪さんと親交のあった作家三島由紀夫との
エピソードなど―――。
 美輪さんの話、今回は、色が人々のくらしとどのような関わりがあるか、日本人のこころの中にある美意識をめぐ
ってすすめられる。


第4回 マルチに生きる ■ --->G 0251
 美輪さんが考える理想は総合商社。「様々な品物を扱えば後ろに沢山の生き甲斐を用意しないと破産する」。今回
、美輪さんは、全方位的に広く、重層的に厚く生きることの大事さを説く。
 美輪さんが親しかった中原淳一は、画家、デザイナー、スタイリスト、人形作家、プロデューサーなど、様々な分
野で活躍した。同じく、詩人寺山修司、作家三島由紀夫もマルチに生きた。「人間は、毎日毎日、一秒一秒、死んで
いるのだから、完全に息が止まるまで、一つでも多くの事を知り、生活に活かそう」と熱く語る。


第5回 ヨイトマケの唄 ■ --->G 0162
 芸能生活52年の美輪さんは元祖ヴィジュアル系、元祖シンガーソングライター。昭和30年代、シャンソン「メケメ
ケ」大ヒットのさ中、美輪さんは、日本には自分で作詞作曲して歌う歌手がいないことに気づいた。そこで、自らの
戦争体験、被爆体験を通した戦争の悲惨と不条理、炭鉱不況下の炭鉱街の暮しなど、次々と歌にした。途端に仕事が
なくなり生活にも困るはめに。その中で生まれた「ヨイトマケの唄」が、昭和40年大ヒット。この歌の誕生とその反
響をめぐる秘話に、美輪さんは、至高の愛、無償の愛の姿を見る。


第6回 「黒蜥蜴」と「毛皮のマリー」 〜舞台の人生模様
 「歌でドラマを表現する」。もともと歌唱と演劇には共通点があると見ていた美輪さんを、芝居の世界へ誘ったの
は、詩人寺山修司。昭和42年、美輪さんに宛て書かれた芝居「毛皮のマリー」は大当り。翌年には、三島由紀夫「黒
蜥蜴」に出演。以来再演を重ね、今では、演出、美術、衣裳、音楽、主演もこなす。
 今回、美輪さんのお話は、演技の考え方、台詞の一言一句の解釈、舞台の上の演劇空間の処理など、芝居とは何か
について。「一人で何役もこなしていても疲れない。人に任せているほうがストレスになる。芝居とは因果な仕事で
す。」


第7回 「愛の讃歌」 ■ --->G 0298
 シャンソン『愛の讃歌』。美輪さんは、不世出の歌手エディット・ピアフが作詞したこの曲が大好きだ。華やかな
男性遍歴、栄光と挫折など波瀾万丈の人生。そのピーク、34歳のピアフが、ボクシング世界チャンピオンとの愛を歌
ったのが『愛の讃歌』だ。その原詩は、我々が馴れ親しむ歌詞ではなく、激しく強いもの。美輪さんは、コンサート
で、この曲を原詩に忠実な自分の訳詩で歌う。何故、原詩でなくてはならないのか。
 今回は、美輪さんの『愛の讃歌』絶唱と共に、美輪さんが語るピアフの人生、彼女に寄せる想い、無償の愛を語る



第8回 愛と美があれば
 フランスのシャンソン歌手、エディット・ピアフの持ち歌に、『愛する権利』がある。コンサートで、美輪さんは
この曲の原詩に、新たに美輪流メッセージを加え、原曲を更に強いものに変えて歌う。「人は誰も幸せになる権利が
ある。どんな力も奪えるものか。この権利を守りぬくのだ」、と高らかに歌う最終回。そして話の最後を、「この世
の中には、愛と美さえあればそれだけで十分です。これをなす時に愛と美の法則に適っているだろうか、これを基準
に事を起こせば、全ては間違いがないと思っています」の言葉で結ぶ。

(text from NHK site)

<受信障害により映像全体に軽いノイズあり>
NHK教育 25min 2005-02-07〜03-28 Air check by Sony Giga Video Recorder v4 Mono (MPEG-1)






●NHK人間講座 「“共生経済”が始まる」 〜競争原理を超えて〜

内橋克人 Uchihashi Katsuto 経済評論家 1932年生

神戸市生まれ。新聞記者を経て経済評論家に。高度経済成長を支えた現場の技術者たちの姿を描いた『匠の時代』(
全12巻)で脚光を浴びる。市場競争原理至上主義、世界市場化に対して、早くから一貫して警鐘を鳴らしてきた。主
な著書に『内橋克人 同時代への発言(全8巻)』、『共生の大地』、『浪費なき成長』、『不安社会を生きる』、『
破綻か再生か』、『<節度の経済学>の時代』、『もうひとつの日本は可能だ』、編著に『経済学は誰のためにある
のか』、『誰のための改革か』、共著に『「人間復興の経済」を目指して』など多数。


第1回 「市場万能主義」がもたらしたもの ■ --->G 0150
 失業・自殺・犯罪…今わたしたちの社会はどこに向かおうとしているのでしょうか?グローバリズムという名のも
とに市場万能主義がもたらしたのは富の集約、そして貧富の差の拡大だったのではないのでしょうか?社会のあるべ
き姿をもう一度問い直し、連帯・参加・協同を原理とする「もうひとつの日本」のあり方について考えます。


第2回 菜の花が世界を救う ■ --->G 0315
 環境問題が深刻化する中、日本そして世界では今、新たな試みが始まっています。菜の花を栽培し、そこから全く
新しいエネルギーを生み出すという「菜の花プロジェクト」です。市民運動から始まった「菜の花プロジェクト」の
運動を例に、持続可能な「生き続ける社会」について考えます。


第3回 「浪費なき成長」に向けて ■ --->G 0113
 20世紀、世界は著しい発展を遂げましたが、同時に化石燃料に依存した経済の発展は、深刻な環境問題をももたら
しました。世界は今、化石燃料に依存しない「浪費なき成長」の道を模索しています。新エネルギーの開発に取り組
む北欧のデンマークと岩手県の葛巻町を例に、新しい発展のあり方について考えます。


第4回 「日本型自営業」の可能性 ■ --->G 0165
 町工場の倒産や錆びれた商店街に見られるように、日本を支えてきた中小・零細企業は今、苦境に立たされていま
す。日本の中小・零細企業は経済だけでなく地域社会を支える重要な役割りを担っていると内橋さんは言います。中
小企業のあり方を追求する経営者の団体、中小企業家同友会などを例に中小・零細企業の進むべき道を探ります。


第5回 地域からの挑戦(1) 〜高知国独立宣言 ■ --->G 0377
 「経済が破綻寸前に陥った高知県は、自然資源を経済の基盤にして、日本から一国家として独立を目指す…」これ
は、高知新聞社が連載した『時の方舟』という架空の物語の一部です。内橋さんはこの連載記事には、不況に苦しむ
地方の進むべき道へのヒントが含まれていると考えています。「発想の転換」により村の活性化に挑戦する高知県馬
路村の取り組みなどから地方へのあり方を考えます。


第6回 地域からの挑戦(2) 〜オオサンショウウオの町で ■ --->G 0970
 約3000の市町村を1000にまとめるという「平成の大合併」が今、全国各地で進められています。内橋さんは財政の
問題を軸に進められる市町村合併に対し疑問を抱いています。独自の文化、自然、人々の誇りが失われていく事を心
配しているからです。残された自然と高齢化を逆手にとって、町おこしを進めた島根県瑞穂町のとりくみなどを通じ
て、地方の活性化の道すじを探ります。


第7回 「マネー」が国を滅ぼす ■ --->G 0918
 急速な自由化政策を進めた結果、「失われた10年」と言われる、深刻な不況に苦しむことになったアルゼンチン。
その過程には、日本との共通点が多く見られると、アルゼンチン経済の専門家・新潟大学の佐野誠さんは、分析して
います。グローバリズムが進む中、日本社会の歩むべき道を問い直します。


第8回 「共生経済」への道
 グローバリズムの進展とマネーにより、苦しみを味わった国々では、これまでの経済とは違う、新しい経済を求め
る動きが始まっていると、内橋さんは観察しています。南米で始まる「連帯経済」、フランスのNGOアタックの活動
などは、内橋さんの考える「共生経済」と多くの共通点を持っていると言います。世界各地で始まる「共生経済」の
動き、そして日本の未来を考えます。

(text from NHK site)

<受信障害により映像全体に軽いノイズあり>
NHK教育 25min 2005-02-15〜04-05(すべて2005-02-08〜03-29の再放送分を録画)
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●NHK人間講座 「ウイルス 究極の寄生生命体」

山内一也 Yamanouchi Kazuya 東京大学名誉教授 1931年生

横浜市生まれ。1954年東京大学農学部獣医学科卒業、56年北里研究所所員、61〜64年カリフォルニア大学留学、65年
国立予防衛生研究所麻疹ウイルス部第3室長、79年東京大学医科学研究所実験動物研究施設教授、施設長、91年国際
獣疫事務局(OIE)学術顧問(現在に至る)、92年東京大学名誉教授、日本生物科学研究所主任研究員(現在に至る
)。92年日本農学賞、読売農学賞受賞。2001年リエージュ大学(ベルギー)名誉博士。著書に『エマージングウイル
スの世紀』『異種移植』『キラーウイルス感染症』『プリオン病の謎に迫る』『忍び寄るバイオテロ』、訳書に『ウ
イルス学辞典』など多数。


第1回 ウイルス・30億年の歴史 ■ --->G 0586
 第一回では、ウイルスがそもそもどのようにして地球上に誕生し、私たち人間に感染、つまり私たちの体の細胞で
増殖するようになったのか、に迫ります。人が家畜や野生動物と接触するうちに、ウイルスが動物から人へと宿主を
変え、「進化」してきたそのプロセスを探ります。また、ウイルスの細菌との違いや、大きさや種類、構造など、ウ
イルスの基本的な姿を紹介します。


第2回 ウイルスにより起こる病気 ■ --->G
 私たちとウイルスとの係わり合いの大部分は、ウイルスが引き起こす病からいかに逃れ、身を守るかということに
尽きます。いったいウイルスは、どこから、どのようにして体に侵入するのでしょうか。また、一口にウイルスが引
き起こす病といっても、急に発病するものから、じわじわと体を蝕むものまで様々です。ウイルス感染症のタイプに
は、どんなものがあるのでしょうか。第二回は、ウイルスが引き起こす病について話します。さらに、ウイルス研究
から展開した、BSEなどのプリオン病の研究にも触れます。


第3回 ウイルスの正体を求めて ■ --->G 0123
 ウイルスとはいったいどんな存在なのか、どうすればウイルス感染症から逃れられるのか。古来から人類は、ウイ
ルスとその病を解明しようとしてきました。近代ウイルス学の始まりは、18世紀、ジェンナーによる種痘です。その
後、パスツールなど数々の研究者たちが、ウイルスに立ち向かい、その正体を追い求めてきました。しかしウイルス
の大きさは、一万分の一ミリから十万分の一ミリ程度であり。その姿をとらえることは、大変な作業でした。第三回
は、ウイルスに挑み、その姿を明らかにしようとしてきた、研究者たちの足跡を辿ります。


第4回 ウイルスの生き残り戦略
 30億年もの歴史を生き抜いてきたウイルス。そこには、生き延びるための様々な能力、秘めた生命戦略とも呼べる
ものがありました。人間は、ウイルスに感染すると、体の免疫機構が働き出し、ウイルスを排除しようとします。そ
れに対して、ウイルスは、排除される前に、「空気感染」や「蚊を媒介」にして、他の固体へと生息場所を広げてい
きます。さらには、細胞内に冬眠するように潜伏したり、人の遺伝子の中に自分の遺伝子をもぐりこませたりと、そ
の手立ては多彩で高度。巧妙なウイルスの生命戦略を紹介し、ウイルスに感染しても病気にならない「自然宿主」の
存在にも触れます。


第5回 ウイルス感染への対応 〜ワクチン、抗ウイルス剤の開発 ■ --->G 0596
 ウイルスによる病を防ぐ手立てとして最も効果的で、最も普及しているのが、ワクチンです。最初のワクチンは、
18世紀末にジェンナーが行った種痘です。種痘は、多くの研究者の手で改良が加えられ、天然痘根絶という、偉大な
成果に結実しました。また、他のウイルス感染症に対するワクチンも、次々と開発され、中には日本人が大きな貢献
をしたものもあります。近年は、ワクチン以外にも、ウイルス感染症に対する薬が開発されて、エイズやインフルエ
ンザの治療に効果を上げています。ワクチンや抗ウイルス剤とはどんなものなのか、問題点も含めて解説します。


第6回 新たなるウイルスの出現 〜マールブルグウイルスの衝撃 ■ --->G 0619
 1967年夏、当時の西ドイツの、古都マールブルグで、研究者が原因不明の出血熱で倒れました。アフリカから運ばれた実験用のミドリザルから、全く未知のウイルスが見つかりました。治療法も何もない、新しいウイルス感染症の
出現に、世界は愕然となったのです。それ以降、ラッサ熱、エボラ出血熱、そしてエイズにSARS、鳥インフルエ
ンザと、 世界は新たな感染症(エマージング感染症)の出現にさらされ続けています。なぜ、新たなウイルスによ
る、新たな感染症が、これほど起こるのでしょうか。社会背景や、それに対処する研究者たちのネットワークなど、
エマージング感染症を取り巻く状況を見つめます。


第7回 地球村で広がるエマージングウイルス ■ --->G 0227
 交通と物流の発達は、地球を小さな村のように変えてしまいました。それは、人だけでなく、ウイルスにとっても
同じことです。次々と現れるエマージングウイルスは、国境を越え、大陸を越えて、瞬く間に世界中に広がります。
1999年、西ナイル熱が大西洋を越えて突然ニューヨークに出現し、数年のうちには、アメリカ全土でウイルスが見つ
かるようになりました。SARSは、国際都市・香港で感染爆発を起こし、あっという間に世界各地へと広がりました。
韓国や東南アジアで発生していた、高病原性鳥インフルエンザは、ついに日本にも感染を広げ、私たちもその恐怖を
実感することになりました。エマージング感染症拡大の実態と、新たな出現への備えを考えます。


第8回 ウイルスとともに生きる ■ --->G 0282
 新たなウイルス感染症の世界的な流行は、人類社会にとって大変な打撃となります。“病原体としてのウイルス”
をいかにして封じ込めるかは、私たちが取り組まなければならない大きな課題です。しかしウイルスは単に“病原体
”という、厄介な存在でしかないのでしょうか。実は多くのウイルスは、自然宿主である動物と平和共存しています
。ウイルスは生命社会全体の中でどんな存在なのか、“生命体としてのウイルス”を見つめる研究が進み、ウイルス
が他の生物に入り込むことで、新たな遺伝子がもたらされ、生命の進化を推進したのではないか、という学説も出て
います。最終回では、人とウイルスとの共生の可能性を見つめます。

(text from NHK site)

<受信障害により映像全体に軽いノイズあり>
NHK教育 25min 2005-02-09〜03-30 Air check by Sony Giga Video Recorder v4 Mono (MPEG-1)











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