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●日経スペシャル カンブリア宮殿 「障害者に働く喜びを」 大山泰弘・日本理化学工業会長

不況にあえぐ中小企業にあって、社員の幸せを考えつづけている会社がある。神奈川県川崎市にある 「日本理化学工業」だ。そこで働くのは知的障害者たち。この会社の従業員は74人のうち54人が知的障害者だ。しかも重度の人が半数以上を占めている。障害者の雇用を積極的に進める企業の中でも、草分け的な会社だ。日本理化学工業が知的障害者を雇用することになったのは昭和34年。養護学校の教師が卒業を控えた15歳の女子生徒の就職を頼みにきたことから始まった。「最初は同情からだった。しかし、彼らと共に働くうちに彼らから教わることの方が多かった」そう語るのが会長の大山泰弘(75歳)だ。最初は2週間だけの研修として2人の少女を受け入れた大山だが、一生懸命働く2人の姿に心を打たれ、次第に障害者を雇用するようになったという。人間の幸せとは「人にほめられる」「人の役に立つ」「人に必要とされる」こと。いずれも「働く」ことで得られる喜びだ。しかし養護学校卒業後に障害者施設に入ると「働く喜び」はなかなか得られない。働きたい気持ちがある障害者たちに道を開こうと、日本理化学工業は障害者雇用を続けている。日本理化学工業が作っているのは、主に学校で使われるチョーク。粉の飛びにくいチョークで国内シェア30%を占める。大山は、工場の生産ラインを障害者の動きやすいように工夫し、作業効率を高めるようにしている。しかし、日本理化学工業を取り巻く環境は厳しい。少子化の影響、ホワイトボードやパソコンの普及で チョークの使用量が減っているのだ。そこで日本理化学工業では、クレヨンとチョークとマーカーの利点を組み合わせた“新しいチョーク”≪キットパス≫を開発。売り込みに奔走している。

障害者雇用促進法の施行により、従業員56人以上の企業は1.8%の障害者を雇用することが義務付けられている。大企業を中心に障害者の雇用は年々増加しているものの、1.8%の障害者雇用率を達成している企業は4割程度と今なお現実は厳しい。番組では、ゲストに大山泰弘会長を迎え、日本理化学工業の50年の歩みと障害者雇用の現実と 問題点をあぶりだしていく。
(text from TV-Tokyo site)

ノイズなし
テレビ大阪 54min 2008-11-03 Air check by Sony Giga Video Recorder v4 Stereo (MPEG-1) --->D 0218





●日経スペシャル カンブリア宮殿 「“正直経営”が今、武器になる!」 オーケー社長・飯田勧

ニッポンの流通を動かして来たイオンが赤字に転落するなど、大手流通が尻すぼみになる中、ここ数年既存店売上高を毎年10%伸ばし続けるスーパーがある。弁当290円、2リットルの水88円・・・4割引5割引は当たり前!激安スーパーの「オーケー」。率いるのは現役バリバリ81歳社長、流通業界最後の大物といわれる飯田勧。ダイエーやウォルマート率いる西友が失敗してきた常時安売りEDLP(Every Day Low Price)に、唯一成功したと言われる男が吠える!「消費者の心をつかむのは“安さ”だけではない。商いの真髄は真心にある!」

特売日がない!? 『Everyday Low Price』
オーケーには「特売日」がなく、常に激安価格で商品を販売している。これによりお客は「昨日買った商品が半額セールされている」といった不公平感を感じることがない。この「特売日廃止」は、チラシの削減や、商品の自動発注による無駄のない在庫管理(特売がないので過去の売り上げデータから需要が読みとれる)を可能にし、特売をなくすこと自体にコストカットの効果がある。他にもメーカー数を絞った商品仕入れや、リサーチ子会社を用いた「競合他社に対抗した値下げ」など、様々な策がオーケーの「常時激安価格」を支えている。

安さだけでなく、真心を込めて・・・ 『オネスト(正直)カード』
「天候の影響で、品質が普段に比べ悪く、値段も高騰しています。暫くの間、他の商品で代替されることをお薦めします」。オーケーの商品にはこのような「オネスト(正直)カード」が添えられている。あえてマイナスの情報もお客に正直に提供、この「正直さ」が信頼を生んでいるのだ。やむを得ず品質の悪い商品しか仕入れられなかったとき、お客様に品質の悪いものを売りたくない」という思いから生み出されたこのアイデアには、品質の悪い商品の在庫を抱えずにすむという効果もある。

≪ゲストプロフィール≫
1928年 東京日本橋の酒問屋、岡永商店の三男として生まれる
1958年 岡永商店の小売部門として創業
1970〜80年代 海外流通を学ぶ(仏カルフールとマーケットリサーチなどを手がける)
1986年 経営の抜本的改革に着手、EDLPを基本戦略とする
1999年 『借入無しで年率30%成長達成』を経営目標に掲げる
2009年 オーケークラブの会員数が158万人に
現在、売上高約1900億円、首都圏で56店舗展開
(text from TV-Tokyo site)

<受信障害により映像全体に、少しザラついている>
テレビ大阪 54min 2009-08-03 Air check by Sony Giga Video Recorder v4 Stereo (MPEG-1) --->EL1200





●日経スペシャル カンブリア宮殿 「安さ美味さで客は来る!」 サイゼリヤ会長・正垣泰彦

イタリア料理専門店のファミリーレストラン・サイゼリヤは「安さと美味さ」で勝負。創業以来右肩上がりで、今や売上849億円を叩きだす。しかも、この飲食不況でも全く影響を受けないという。42年前、街の小さな洋食屋からスタートしたサイゼリヤが、今や800店ほどのチェーンストアの巨大企業に成長。その秘密を追う。スタジオのゲストは創業者で現在サイゼリヤ会長の正垣泰彦。正垣は大学で理論物理学を専攻。大学4年生の時、起業したが、客はさっぱり来ない。そこで質は落とさずに定価の7割引をしたところ、今度は大繁盛。その時、サイゼリヤの経営哲学である「安くて美味しければ客は来る」ことを確信した。同時に、フードサービス業を水商売ではなく、しっかりとした産業に育てて社員を幸せにすることを目指した。そのためにはじめたのが徹底的に無駄を省く生産性重視の経営。しかも、理数系の正垣らしく合理的なデータ分析を重視した。その現実を、レストランと自社工場、自社農場で見ていく。レストランの厨房には何と、包丁がない。フライパンもない。しかも店員ひとりで調理している。究極の人件費削減。その訳は、食材が自社工場ですべて加工されていたのだ。その神奈川県にある工場では毎日、東関東580店舗分の食材が大量に加工されている。まさに製造業のスケールメリットさながらの近代的生産システムがあった。さらに福島県には東京ドーム60個分の広さの自社農場でレタスなどの野菜を生産している。しかも、特殊な冷蔵車で野菜の水分が最も逃げにくい摂氏4℃を保ちながら、工場を経て店舗まで運ばれ、客には採れたての新鮮なサラダを提供する。今年は農作業の労力軽減を図るために背丈の短い新品種トマトの開発にも成功した。正垣は「サイゼリヤは農場・工場・レストランが一体となった生産工場だ」と言う。その徹底した効率重視の経営には低賃金のフードサービス業の現実への憤りがあった。正垣は「社員が一生、家族を養っていけるだけの給料を払い続けられる会社にしたい」という。サイゼリヤでは去年までは日雇い派遣労働者300人を雇っていたが、今年からそれをすべて止め、希望者の中から30人を選び、社会保障も完備した常雇いのパートとして再雇用した。本社の会長室には、正垣の母が贈った言葉が飾ってある。それは「驕らず、謙遜に生きよ」というメッセージ。そこに「サイゼリヤに関わる人すべてが幸せに」という正垣の原点が見える。

≪ゲストプロフィール≫
1946年 兵庫県生れ。
1964年 東京理科大学物理学科入学
1967年 大学4年生の時、洋食店「サイゼリヤ」を開く
1973年 多店舗化を視野に法人化、株式会社サイゼリヤを創業
1997年 フードサービスの産業化を目指し、食品加工工場を設立
2000年 福島県に自社農場を設立
      現在、国内799店舗、海外46店舗を展開
(text from TV-Tokyo site)

ノイズなし
テレビ大阪 54min 2009-09-14 Air check by Sony Giga Video Recorder v4 Stereo (MPEG-1) --->EL1200











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