VD-011

SP
45min
50min


NHK教育/NHK総合



●ドキュメント地球時間
「J.K.ローリング ハリー・ポッターはこうして生まれた」

1億3500万部もの売上を記録し、史上初めてニューヨークタイムズのベストセラーリストの1位から3位までを独占。
翻訳された言語数48は聖書に次ぐ記録だという。映画化もされ、世界中で大ヒット。
子どもからオトナまで、世界中の幅広い層に大きな人気を博しているファンタジー小説、それが「ハリー・ポッター」シリーズだ。
作者はイギリスの女性J.K.ローリング。
彼女は離婚後、幼い子どもを抱えて生活保護を受けながら、カフェの片隅でこの大ベストセラーを執筆した。
番組は作者に密着し、インタビューと映画のシーンを交えながら、作品がいかにして生み出されたのかを探ってゆく。

[原 作] JK Rowling Harry Potter and me
[制 作] BBC (イギリス 2002年)

2002-05-31 AFM STEREO



●NHK SPECIAL 「ニッポンの技が未来をひらく」

日本の伝統文化が持つ技術に、いま世界が注目している。
漆や和紙、日本刀など、日本で生み出された工芸品は、古来より独自の美しさや機能性で世界を驚かせ魅了してきた。
そんな日本の風土と人々の知恵が長い時間をかけて育んできた技の中には、
最先端の技術に応用できるものがあることがわかってきたのだ。世界はどんな技に魅せられたのか。
番組では、先端テクノロジーの現場を世界に訪ね、日本伝統の技と智恵を見つめ直す。

紙と漆は人類が最も古くから利用してきた高分子物質である。
その性質を巧みに利用した日本の和紙と漆器のすぐれた技術は現代の先端技術にも活用されている。

洋紙よりも強くインクの定着にすぐれた和紙は、17世紀の巨匠レンブラントをはじめ世界の版画家に愛用されてきた。
強い紙の秘密は日本独自の流しき技法にある。その技術はいま合成繊維の製紙に応用されて
乾電池の絶縁体や車の摩擦材などの機能をもつ紙が作られ、日本から世界へと送り出されている。
繊維間に結合を生む和紙の技の化学的側面を越前和紙作りの現場から探る。

また漆は、独自の艶が日本美の象徴とされ、西洋人の憧れを集めてきた。現在では漆の高分子結合の仕組みが注目されている。
番組は、代表的な漆器の産地である会津の職人技と、漆を応用した合成塗料など先端技術の現場を訪ね、漆の化学に迫る。

日本は刃物用鋼の生産量で世界の4割を占め、世界一の座を誇っている。1994年に開通したドーバー海峡トンネルの工事では、
日本刀の技術を応用した刃がシールドの先端に取りつけられて固い岩盤を掘り抜いた。
近年、世界中のレストランで人気を集めている日本製の包丁がある。
モリブデン・バナジウム鋼という新しい素材を利用しているが、これを優れた刃物へと仕立て上げたのは、
新潟県燕市の銅器を叩き出す伝統の技と、隣町・三条市の鍛造の経験の融合であった。

番組は、伝統の中の、汲み尽くしていない技・学び尽くしていない知恵を、もう一度見直しながら、
日本オリジナルのモノ作りを考えていく。(text from NHK site)

2002-06-08 AFM STEREO



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