VD-104

SP
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NHK総合/NHK総合/NHK総合



●NHK SPECIAL 「エンロン破たん」 〜アメリカがおかしくなっている〜

史上最大規模の経営破たんとなったアメリカのエネルギー関連企業、エンロン社の倒産から半年。
何が破たんを引き起こしたのか、そこにどんな不正があったのか。実態は今なお謎のままである。
企業の経営判断の是非を、株式市場に委ねようというアメリカのマーケット経済。
しかしエンロンは、自らの判断は放棄して、何をすれば市場が喜ぶか、
言い換えれば、どうすれば株価が上がるかだけを考えようとした。
エンロンがかき集めた金融工学に通じた超エリートたちは、「ドリームチーム」と呼ばれた。
電力から天気まで、まるで手品のように次々に新たに金融商品化し、業績を拡げていった。市場の評価は急上昇した。
しかし、価格が大きく変動するエネルギービジネスで、一方的に収益を拡大し続けることなど初めから不可能だった。
株価を上げるためには市場をだますしかなくなっていった。
ダミー会社を使っての飛ばしや、決算の操作などの不正が横行するようになった。
問題はエンロンだけではなかった。経営内容を市場に伝えるはずのアナリストの大半がこの不正を見抜けなかった。
また、決算内容を保証する監査法人さえも、大量の関係書類を破棄して捜査妨害の罪で告発された。
アメリカ資本主義のシステムや哲学に深刻な病巣が潜んでいたことが、この事件から浮かび上がってくる。
取材の過程で得た、新たな内部資料などを元に、史上最大の破たんの深層に迫る。

2002-06-22 AFM STEREO



●NHK SPECIAL アジア古都物語(6) 「千年の水脈たたえる都」 〜日本・京都〜

かつて「山背(やましろ)」と呼ばれたひなびた原野に突如現れた巨大な人工都市・平安京。
その後、京都は千年以上にわたりアジア屈指の大都市として君臨してきた。
京都が「千年の都」たりえた理由は何か?最近注目されているのが、京都盆地の地下に眠る豊富な地下水。
関西大学の調査で、琵琶湖の水量に匹敵する大地下水脈が見つかったのである。
茶、生け花、酒造、染め物。京都が生んだ伝統文化はことごとくこの地下水脈に支えられてきた。
そして平安京は、地下水脈を保存しつつ効率的に利用する独特のシステムを備えた都市であることが分かってきた。
番組では、最新科学の成果をもとに、地下の見えざる水脈を解明。
水の恵みと共生すべく設計・改良されていった「知られざる水利都市・京都」の姿を明らかにする。

2002-06-23 AFM STEREO



●技〜極める 「美の守り神 名画の名医」

日本の絵画は、20年前まで「表具師」と呼ばれる職人の手によって修復されていた。
しかし東京芸術大学の美術科で絵画を学んだ小谷野匡子さん(66歳)は、
「西洋画の修復・保存を学ぶには、ニューヨークに行かなければだめだ」と、先輩に勧められて渡米。
4年間の徹底した基礎教育を受け、日本に「近代的手法による絵画修復」の技術をもたらした。
小谷野さんは、紫外線、赤外線カメラ、X線写真、顕微鏡など様々な手法を駆使し世界の名画の修復にあたっている。
藤田嗣治、平山郁夫、ピカソ、モネ、デュフィー・・・。持ち込まれる名画は数しれず、2年待ち、3年待ちの状況だ。
絵の具の浮き上がり、変色、シミやカビ、シワをどのように修復していくのか、
「先端技術」と「熟練の技」と「美を愛する者の使命感」がおりなすプロフェッショナルの技を紹介する。

2002-06-23 AFM STEREO


(Text from NHK site)

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