VD-211

SP
45min



ETV2001 シリーズ 逆境を生きる

「百億円の借金を持つ男」


借金100億円の男 〜不動産会社社長・小島宣隆〜
年商120億円・借入金3000億円。貸しビル用地専門の不動産業者として
全国に名を轟かせていた小島宣降さん(63)。
バブル全盛期に3000億円に達した借金、必死に売り抜けたが、100億円の借金が残った。
小島さんは逃げなかった。真摯に借金を返すことを約束し、
会社近くのアパートに妻と二人暮らしながら、融資を受けた6つの銀行と2つの信用組合、
8つの金融機関に対して、塩漬けとなったビルや駐車場から上がる
不動産収入100万円を月々返し続けている。
焼け石に水の返済金だが、なぜか100億円の借金は減りつづけている。
金融機関が「債権放棄」と「時効」という手段で、借金を急速に減らせている。
金融機関は、利子を小額ずつ返し続ける小島の借金は第三分類にカウントされるため、
帳簿から目立たぬように不良債権を消し去ることができるからだ。
巨額の借金から逃げなかった男の存在を利用しようとする金融機関。
そして小島氏のもとに相談にやってくる借金に苦しむ中小企業の経営者たち。
バブル崩壊で借金づけになりながらも、
したたかに生き抜いていこうとする男の生き様を聞く。



2001-09-03


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