VD-241

SP
45min
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NHK教育



ETV2002 シリーズ 日本の“独創者”たち


(2) 「脳のメカニズムに迫る!」 〜新潟大学統合脳機能研究センター長 中田 力〜

中田力は脳神経学の専門医であると同時に超一流の物理学者でもある。
「アメリカの後追い研究を努力と根性でやるから日本で新しいものが生まれない」
「研究のための新しいハード、機械を自分で作れない奴に、新しい研究などできるわけがない」など、
中田は日本の学界を一刀両断に斬る。この強気な発言は、東大卒業後すぐアメリカに渡り、
カリフォルニア大学、スタンフォード大学でfMRI(機能的磁気共鳴画像)を開発、脳の活動や機能の映像化に成功し、
世界的権威となった彼の実績に裏付けられている。人間の意識はどこにあるのか、なぜ麻酔が効くのか・・・
全く未知の領域に斬り込もうとしている中田に常識を破る発想法を聞く。

2002-04-24 STEREO



(3) 「デザインに託せ日本の将来」 〜プロダクトデザイナー 川崎和男〜

「デザインを作る道具としてコンピュータを利用する時代が来る」といち早く確信し、
「もはや消費されるためだけのデザインは通用しない」と言い切る川崎和男は、人工心臓のデザインにより、
日本で唯一医学博士号を取得したデザイナーである。川崎は28歳で交通事故にあい下半身不随となるが、車椅子で世界を飛び回る。
自らのためにデザインした車椅子は国際デザイン賞を受賞し、ニューヨーク近代美術館(MOMA)に収蔵されている。
現在手がけているのはペースメーカーのように常に身につけ症状を記録する小児喘息の継続測定器。
機能だけでなくデザインの必要性を強く打ち出している。不況にあえぐ日本で、デザインという付加価値のあるモノ作りこそ、
次なる産業だとする川崎に、21世紀日本の産業戦略論を聞く。

2002-04-25 STEREO


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一年間に、以前の7年分という加速度的な進歩が起こることを示す「ドッグイヤー」。
この言葉に象徴されるように、科学技術の世界は超高速で革新が進んでいる。
そんな中、これまで独創性や創造性がないと言われてきた日本にも、世界に誇りうる実績をあげる「独創者」が続々と登場している。
各分野の「独創者」たちの世界的活躍、そして新たな「独創者」の絶えざる誕生に日本の将来はかかっている。
このシリーズでは様々な分野でギラリと独特の輝きを放つ「独唱者」の発想と成果を紹介するとともに、
その創造力の源を探り、今の日本に欠けているものや、次世代に何が必要とされているのかを探ってゆく。



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