VD-282

SP
45min
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NHK総合



プロジェクトX

(26) 「うまい米が食べたい」 〜コシヒカリ・ブランド米の伝説〜

昭和57年以来、販売シェアの全国一をキープし続けるコシヒカリ。日本一うまいと言われる米である。 
その作付け面積は、今や日本の全水田の3分の1を占める。
戦後まもなく、福井の農業試験場で開発されたコシヒカリは、「越南17号」と名付けられた試験品種だった。
味はうまいものの、肥料の管理などが面 倒で、「増産」が至上命題だった当時は、全く相手にされない米だった。
その「越南17号」に目を留めたのが、新潟県長岡農業試験場の職員、杉谷文之40歳。
杉谷は土地のやせた新潟の農業を救う「うまい米」を探していた。
しかし、期待の越南17号は、刈り入れの直前、生育のしすぎでバタバタと倒れていった。
杉谷たちは、過剰な生育を押さえるために、肥料の与え方で対処しようと試行錯誤を重ねる。
この米に、一人の若い農家が着目する。やせた土地に苦しんでいた魚沼地区の小林正利だった。
小林は、村を救うのはこの米しかないとプロジェクトに加わる。このうえなく痩せていた魚沼の土地は、
偶然にも「越南17号」には最適の土地で、以後、魚沼は、この米の開発に地域の存亡を賭けるまでになった。
貧村を救おうと研究に打ち込んだ研究者と、地元農民の心の交流を軸に、日本一の米、コシヒカリ誕生のドラマを描く。

2000-10-24 AFM Stereo



(27) 「日米逆転!コンビニを作った素人たち」

70年代、スーパー業界17位のじり貧にあえいでいたイトーヨーカ堂。
窓際の部署にいた30代の社員がアメリカで新しいビジネスを見つけた。
小さな店舗に豊富な日用雑貨を取りそろえた長時間営業の店、コンビニエンスストアだった。
ビジネスノウハウを入手するため、最大手サウスランド社(セブンイレブン)に莫大な契約金を払い、
屈辱的ともいえる契約を結ぶが、苦労の末に入手したマニュアルは日本では全く役に立たない代物だった。
しかも、未知のビジネスに賛同者は少なく、プロジェクトに集まったのは素人ばかり。
元商社マンや自衛隊員、労働組合の元闘士・・・、15人の素人集団はゼロから独自の小売り戦略を練り始める。
「全品買い取り、返品なし」「在庫は極力減らせ」「1個ずつの小分け配送」
江東区豊洲の酒屋を改造した一号店を舞台に作り上げられた手作りの戦略は、次第に日本独自の流通 機構に風穴を空けていく。
15年後、セブンイレブンジャパンの売り上げは、アメリカの本家を抜いた。
日本の流通を変えたコンビニエンス・ストアの草創期に焦点をあて、社員たちの悪戦苦闘の物語を描いていく。

2000-10-31 AFM Stereo [DR-227]


video8-90MP (AFM Stereo機とテープの相性が悪く、まずPCM機で再生した部分しか再生できない)


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