VD-290

SP
45min
45min


NHK総合



プロジェクトX


(37) 「ゴジラ誕生」 〜特撮に賭けた80人の若者たち〜

ゴジラ。日本が生んだ世界のヒーローである。このゴジラが誕生したのは昭和29年。円谷英二が率いる若者集団が生み出した。
特殊撮影を専門としていた円谷は、文芸作品が主流だった当時は、日の当たらない裏方の存在だった。
大人だけではなく、子供たちも喜ぶ新しい映画を作りたい。
そう思った円谷は素人スタッフたちをかき集め、製作期間が短い中、一致団結して新しい映画作りに情熱を注いだ。
製作陣と共に、ゴジラの成否の鍵を握ったのが、ゴジラ役の中島春雄(25)だった。
大部屋で切られ役専門だった中島は、初めての主役に役者人生の全てを懸ける。
「縫いぐるみの中にいて何が主役か」。役者仲間に笑われながらも、中島は努力を重ねる。
上野動物園に通いつめては、象やゴリラの動きを徹底的に研究した。重さ50キロ以上の縫いぐるみを着ては黙々と練習を重ねた。
逆境からの一発逆転を懸け、ゴジラに挑んだ若者たち。日本のみならず世界の映画界に革命を起こした映画「ゴジラ」誕生の物語を描く。

2001-01-23 STEREO



(39) 「男たち 不屈のドラマ 瀬戸大橋」 〜世紀の難工事に挑む〜

昭和63年、18年の歳月を経て完成した「瀬戸大橋」。
1000メートルを超える橋の上を列車が行き来するという世界でも例のない巨大橋である。
未曾有の巨大橋建設のきっかけとなったのは、昭和30年に起きた悲劇の事故だった。
修学旅行中の子供達100人が瀬戸内海に消えた紫雲丸の沈没事故。「瀬戸内海に橋をかけてほしい」四国各地から切実な声が巻き起こった。
瀬戸大橋建設に挑んだのが、「不可能を可能にする男」と呼ばれた、天才技術者・杉田秀夫だった。
猛烈な速さで潮の流れる瀬戸内海に、どうすれば巨大な橋台を建設できるのか。杉田は、前代未聞のこの難問に、果敢に立ち向かった。
一人の男が協力を申し出た。瀬戸内海のことなら何でも知り尽くしている男、ダイバーの飯島靖郎だった。
飯島は昭和30年、紫雲丸事故の遺体引き上げ作業に携わっていた。相次ぐ実験失敗、石油ショックによる着工凍結。
様々な困難を乗り越え、技術者たちは、瀬戸大橋の建設工事を成し遂げていく。
番組では、技術者たちの心の交流を織り交ぜながら、
瀬戸大橋架橋の最大の難関であった海中基礎工事にかけた男達の物語を描いていく。


2001-02-06 STEREO


video8-00MP


ページ先頭へ